文献

J-GLOBAL ID：202002287817532843   整理番号：20A0600370

自転車の車道左側通行に伴う迂回・歩道押し歩き・歩道通行に関する研究

A STUDY OF THE ACCEPTABLE WALKING DISTANCE WITH THE BICYCLE ON SIDEWALK

著者 (2件)： 金利昭 (茨城大学 工学部都市システム工学科) ,  本田慎弥 (水戸市 水道部水道整備課)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 75  号： 5  ページ： I_585-I_594(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自転車の車道左側通行を徹底しようとすれば,必然的に自転車利用者には車道上での迂回や歩道上での押し歩きを選択してもらうことになる.しかし現状では自転車利用者が迂回や押し歩きを選択することは少なく,歩道上を違法に通行することが黙認されている.本研究の目的は,自転車の車道左側通行に伴う迂回・歩道押し歩き・歩道通行の発生構造を,主要因である発着地点間の位置関係に着目して解明することである.そのため消費者行動分析で用いられるPSM分析を応用した意識調査分析手法を開発し,幹線道路をケーススタディとしたアンケート調査を実施することにより歩道通行の発生構造を分析した.結果,交差点間隔が200mと500mの場合,迂回・歩道押し歩きを無理なく選択する発着地点間の位置関係は,出発地から50m以内であることが判明した.(著者抄録)

シソーラス用語： *自転車 ,  車線 ,  *走行 ,  *車道 ,  道路交通 ,  意識調査 ,  幹線道路 ,  アンケート ,  *歩行 ,  *押出 ,  *歩道 ,  分析 ,  消費者行動 ,  感度解析 ,  価格 ,  構造 ,  発生
準シソーラス用語： PSM分析 ,  位置関係 ,  左側通行 ,  自転車レーン ,  自転車走行 ,  消費者行動分析 ,  発生構造 ,  歩道押し歩き ,  歩道通行

分類 (2件)： 交通調査  (TB01031B) ,  運転者  (TB01040V)

引用文献 (10件)：

• 1) 金利昭:自転車利用者の満足度を用いた自転車レーンの評価とサービス水準の設定,都市計画論文集,No.44-3, pp. 91-96, 2009.\n
• 2) 矢澤拓也,金利昭:自転車レーンの昼夜間における利用実態-国道463 号「埼大通り」をケーススタディとして-,土木学会論文集 D3(土木計画学),Vol. 71, No. 5(土木計画学研究・論文集32 巻),pp. I_755-I_764, 2015.\n
• 3) 小川圭一:歩道設置道路における自転車の歩車選択行動に関する分析,交通科学,Vol. 40, No. 2, pp. 63-68, 2009.\n
• 4) 岡田卓也,吉田長裕:道路交通条件と個人の知識・経験を考慮した自転車利用者の歩車道選択要因に関する分析,土木学会論文集 D3(土木計画学),Vol. 70, No. 5, pp. I_655-I_661, 2014.
• 5) 川崎市 : http://www.city.kawasaki.jp/530/cmsfiles/contents/0000034/34597/6-4-2.pdf(最終閲覧日:2018 年 1 月29 日)\n

タイトルに関連する用語 (6件)： 自転車 ,  車道 ,  迂回 ,  歩道 ,  歩道通行 ,  研究