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J-GLOBAL ID：202002287956501882   整理番号：20A1856867

高精度森林資源情報の取得に向けた各種計測装置の精度検証

Accuracy validation of various measurement instruments for acquisition of high precision forest resource information

著者 (6件)： 松村直人 (三重大 大学院生物資源学研究科) ,  有田貴洋 (和歌山県庁) ,  廣瀬裕基 (奈良県庁) ,  沼本晋也 (三重大 大学院生物資源学研究科) ,  島田博匡 (三重県林業研) ,  野村久子 (三重県林業研)
資料名： 森林計画学会誌  (Japanese Journal of Forest Planning)
巻： 54  号： 1  ページ： 55-61  発行年： 2020年08月12日 
JST資料番号： L1412A  ISSN： 0917-2017  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 樹木の大きさを決定するためには,一般的に樹高と胸高直径が必要とされている。これらの森林情報をより効率的に,そして安価に取得するために「航空レーザ計測」「ドローン写真計測」「地上レーザ計測(TLS)」を実行,比較して,各計測方法の特性を把握し,今後の森林情報の効率的取得について検討した。なお,TLS計測については,性能の異なる2機種(OWL,FARO)を用いた。TLS計測では胸高直径のより直接的な計測が可能であるため,胸高直径の2乗平均平方根誤差(RMSE)は機種OWLで1.1cm,機種FAROで1.3cmと各計測方法の中で最も計測精度の高い結果が得られた。しかし,樹高精度は樹頂点にレーザが届きにくいため,RMSEは機種OWLで2.9m,機種FAROで1.8mとドローン写真計測1.2mと比べ大きくなった。作業時間と費用比較においても,これら計測装置の活用で,1/5から1/50の大幅な効率化とコスト削減が期待できた。(著者抄録)

シソーラス用語： *森林調査 ,  *空中写真測量 ,  レーザ応用 ,  *無人機 ,  *レーザスキャナ ,  林産資源 ,  *測定精度 ,  *性能分析 ,  胸高直径 ,  作業時間 ,  原価分析
準シソーラス用語： *航空レーザ計測 ,  地上レーザ計測

分類 (2件)： 測樹学  (FF01040T) ,  長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O)

引用文献 (10件)：

• 有田貴洋・廣瀬裕基・沼本晋也・松村直人・島田博匡・野村久子(2018):最新計測機器の実用化に向けた精度検証と高精度森林情報の取得. 中森研66, 77-80.
• 千葉幸弘(2017)地上レーザ計測による森林調査のこれから. 森林科学80巻, 32-35.
• 張桂安・加藤正人(2017)地上レーザとドローンを組み合わせた森林資源の把握-北信州森林組合の管轄地を調査地として-. 中森研65, 91-96.
• 廣瀬裕基・沼本晋也・松村直人(2017)UAVを用いた空撮による森林資源情報の把握-三重大学平倉-演習林の事例-. 中森研65, 87-90.
• 加藤正人(2014)森林リモートセンシング第4版-基礎から応用まで-. 日本林業調査会, 429pp

タイトルに関連する用語 (3件)： 森林資源 ,  計測装置 ,  精度検証