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J-GLOBAL ID：202002288012309947   整理番号：20A0600147

天竜川の流出土砂量の増量が西部遠州灘海岸にもたらす海岸保全上の効果

SHORE PROTECTION EFFECT TO WEST ENSHU-NADA COAST EXPECTED BY INCREASE IN SAND SUPPLY FROM TENRYU RIVER

著者 (5件)： 石川仁憲 (海岸研究室(有)) ,  宇多高明 ((一財)土木研究センターなぎさ総合研究所兼日本大学理工学部海洋建築工学科) ,  古池鋼 (海岸研究室(有)) ,  貝沼征嗣 (静岡県交通基盤部河川砂防局河川企画課) ,  大橋祐 (静岡県袋井土木事務所企画検査課)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_577-I_582(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 天竜川河口デルタの両翼に延びる遠州灘海岸では,1955年頃以降天竜川上流域でダムが建設されるとともに,1960年代以降河床での砂利採取により河川流出土砂量が激減し,河口両翼の海岸で侵食が進んできた.このため侵食対策として離岸堤や消波堤が建設され,養浜も行われてきた.本研究では,天竜川河口~静岡愛知県境を対象として,粒径を考慮した等深線変化モデルを用いて河川流出土砂量の増加がもたらす海岸保全上の効果を定量的に予測,評価するとともに,長期的に目標浜幅を確保するに必要な養浜量について明らかにした.(著者抄録)

シソーラス用語： *土砂流出 ,  流出量 ,  *海岸保全 ,  粒径 ,  曲線 ,  水深 ,  養浜 ,  *保全 ,  *保守管理
準シソーラス用語： 等深線

著者キーワード (5件)： Enshu-nada coast ,  Tenryu River ,  topographic changes ,  longshore sand transport ,  contour-line-change model

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (10件)：

• 1) 佐藤愼司,宇多高明,岡安徹也,芹沢真澄:天竜川-遠州灘流砂系における土砂移動の変遷と土砂管理に関する検討,海岸工学論文集,第51巻,pp. 571-575, 2004.
• 2) 長島郁夫,岩崎伸昭,宇多高明,有村盾一:遠州灘海岸の天竜川河口以西の侵食実態,海岸工学論文集,第52巻,pp. 596-600, 2005.
• 3) 宇多高明,石川仁憲,古池鋼,青葉佳宏,大井戸志朗:静岡県浜松篠原海岸における養浜後の地形変化の再現と将来予測,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 70, No. 2, pp. I_696-I_700, 2014.
• 4) 遠藤和正, 榊原秀作, 宇多高明, 石川仁憲, 古池鋼:浜松篠原海岸の養浜後の汀線前進と沖合侵食の再現計算,土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 71, No. 2, pp. I_781-I_786, 2015.
• 5) 貝沼征嗣,大橋祐,宇多高明,石川仁憲,三波俊郎:遠州灘海岸西部の地形変化と沿岸漂砂量分布の推定, 土木学会論文集 B2(海岸工学),Vol. 75, No. 2, 2019.

タイトルに関連する用語 (4件)： 天竜川 ,  遠州灘 ,  海岸 ,  海岸保全