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J-GLOBAL ID:202002288234244874   整理番号:20A1603822

綿スライバーへの電子線グラフト重合における精練漂白処理の影響

Effect of Scouring and Bleaching on Chemical Modification of Cotton Sliver by EB-Induced Graft Polymerization
著者 (5件):
資料名:
巻: 76  号:ページ: 119-126(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: U0723A  ISSN: 2189-7654  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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綿布は,高い吸水率と良好な手触りを持ち,古くから,衣類として使用されている。電子線(EB)誘起グラフト重合は,繊維や膜のような高分子材料の化学修飾法の一つである。本研究では,均一修飾が,未精製綿スライバでもEB誘導グラフト重合により達成できることを示した。綿スライバーは,織物だけでなく,ニットや不織布などにも使用できる。ESR分光法とグラフト化度は,元のスライバで生成されたラジカルの量が精練と漂白後のスライバのそれより小さいことを示した。グラフト重合を開始する活性ラジカルの量において,より顕著な差異が観察された。それにもかかわらず,グラフト重合が90分以内に完了するならば,EB誘発グラフト重合によって精練および漂白されなかった綿スライバを修飾できた。マイクロプローブRaman分光法は,生成したグラフト鎖がスライバ内に均一に分布していることを明らかにした。水中での異なる分散状態における単量体の反応性の比較は,水中で小さな分散単位を形成する単量体が,より高いグラフト度を持つ傾向があることを示した。単量体が,それらの消失の前に,スライバ中の活性部位に達する拡散過程は,グラフト重合のための重要なプロセスでなければならない。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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仕上げ  ,  繊維改質 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (27件):
  • [1] Japan Cotton Promotion Institute Ed., “Momen no Oitachi”, Japan Cotton Promotion Institute (1998) pp.14-18.
  • [2] A. Hibi, “Naze Momen? Menseihin no Shohin Chishiki”, Japan Cotton Promotion Institute (1994) pp.27-29.
  • [3] The Cellulose Society of Japan Ed., “Cellulose no Jiten”, Asakura Publishing (2000) pp.26-30, 424-426.
  • [4] T. Takagishi, Senʼi Gakkaishi, 62(7), 182 (2006).
  • [5] M. Washio, Y. Maekawa, “EB Gijutsu wo Riyoshita Zairyo Sosei to Ouyo Tenkai”, CMC Publishing (2016) pp. 129-131.
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