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J-GLOBAL ID：202002288288934116   整理番号：20A2115427

災害時の「避難」を考える「避難学」を構想するための7つの提言

著者 (1件)： 矢守克也 (京大 防災研)
資料名： 災害情報  (日本災害情報学会誌)
号： 18  ページ： 181-186  発行年： 2020年07月 
JST資料番号： L7755A  ISSN： 1348-3609  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・避難研究には理論力が欠落しており,多くの研究が世間一般の「常識」の域を出ない思考に終始しているので,そこを脱するために7つの提言を行ったとの論述。
・提言1-被害事例だけに注目するのはやめよう,提言2-情報だけで人を動かそうとするのはやめよう,提言3-済んでからとやかく言うのはやめようという提言。
・提言4-最近起こったことに飛びつくのはやめよう,提言5-理想だけを追い求めるのはやめよう,提言6-”空振り”だと批判するのはやめようという提言。
・提言7-「効果」「バイアス」でわかった気になるのはやめよう,で各提言にはサブタイトルとして常識に代わるアイデアや方向性を示すフレーズも付随。

シソーラス用語： 災害 ,  *避難 ,  理論 ,  知識 ,  *提案 ,  モデル ,  スイッチ ,  推定 ,  意識
準シソーラス用語： 常識 ,  *提言 ,  *避難学 ,  *避難研究 ,  無意識

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (16件)：

• 本間基寛・佐山敬洋・竹之内健介・大西正光・矢守克也 (2019) アンサンブル予測を利用した平成30年7月豪雨のポテンシャル評価 京都大学防災研究所 (編) 平成30年7月豪雨災害調査報告書 pp.93-95.
• 本間基寛・牛山素行 (2019) 豪雨災害における人的被害ポテンシャルの推定に関する一考察-平成30年7月豪雨を事例に, 第38回日本自然災害学会学術講演会論文集, pp.47-48.
• 及川 康 (2019) 避難情報廃止論 日本災害情報学会第21回大会予稿集, 42-43.
• 斎藤 環 (2009) 心理学化する社会 河出文庫
• 島川英介 (2017) 大避難 : 何が生死を分けるのか-スーパー台風から南海トラフ地震まで NHK出版

タイトルに関連する用語 (4件)： 災害 ,  避難 ,  構想 ,  提言