抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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側鎖工学は,機能性を拡大し,共役高分子の溶解度を強化するために広く使用されており,種々の応用におけるそれらの有用性を促進している。本研究では,直接アリール化重合によるアデニン官能化チオフェン系交互共重合体の合成について報告する。この核酸塩基修飾,アルキルチオフェンベース交互共重合体を,Boc-保護,アデニン官能化チオフェン単量体9-(6-(2,5-ジブロモチオフェン-3-イル)ヘキシル)-9H-プリン-6-アミン(T_Ad))と3,3′,3′′,4′-テトラヘキシル-2,2′:5′,2′′-テルチオフェン(tT_4h))の共重合によりアクセスした。Boc基の定量的重合後脱保護基は,tT_4h共単量体の立体障害誘導柔軟性により,通常の有機溶媒に可溶なアデニン含有交互共重合体(T_Ad-tT_4h)をもたらし,構造-特性相関を確立することを可能にした。非官能化類似体と比較して,アデニン官能基を介した鎖間水素結合は共重合体の充填を促進し,ガラス転移温度を約70°C上昇させた。さらに,共重合体の改良された溶解度と核酸塩基による強い金属イオン結合の能力は,Cu2+イオンの添加により劇的な蛍光消光(>90%)をもたらし,それは1.28×10~4M-1の高Stern-Volmer定数にも反映された。EDTA-Disidium塩水溶液で共重合体溶液を洗浄した後,蛍光発光はほぼ完全に回復した。これらの知見は,直接アリール化重合による核酸塩基機能性を有する可溶性で完全に共役した共重合体の合成の実行可能性,ならびに熱的,光学的および金属イオンセンシング特性に及ぼす水素結合核酸塩基の影響を示す。Copyright 2020 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】