文献

J-GLOBAL ID：202002289142057946   整理番号：20A2583325

マイクロRNA miR-927はショウジョウバエの発育成長を制御するために幼若ホルモン一次応答遺伝子Krueppelホモログ1を標的とする【JST・京大機械翻訳】

MicroRNA miR-927 targets the juvenile hormone primary response gene Krueppel homolog1 to control Drosophila developmental growth

著者 (3件)： He Q. (College of Life Science and Biotechnology, Heilongjiang Bayi Agricultural University, Daqing, China) ,  Zhang Y. (Environmental Monitoring Center Station, DaQing Environmental Protection Agency, Daqing, China) ,  Dong W. (College of Animal Science and Technology, Heilongjiang Bayi Agricultural University, Daqing, China)
資料名： Insect Molecular Biology  (Insect Molecular Biology)
巻： 29  号： 6  ページ： 545-554  発行年： 2020年 
JST資料番号： W1733A  ISSN： 0962-1075  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Krueppelホモログ1(Kr-h1)は,半代謝性昆虫とホロ代謝性昆虫の両方で昆虫変態を抑制するJHシグナル伝達を伝達する幼若ホルモン(JH)応答転写因子である。昆虫変態を仲介するためのKr-h1発現をダウンレギュレートするマイクロRNA(miRNAs)に関する研究は,半代謝性昆虫において実証されてきたが,ホロ代謝性昆虫のKr-h1を標的とするmiRNAは報告されていない。ここでは,Drosophila melanogasterのKr-h1の3′UTR領域内の2つのmiR-927結合部位を同定し,miR-927はKr-h1の発現をダウンレギュレートすることを見出した。miR-927とKr-h1の発現プロファイルは,大部分の幼生発育段階で比較的反対のパターンを示した。脂肪体におけるmiR-927の過剰発現は,Kr-h1の発現を有意に減少させ,産卵を減少させ,死亡率を増加させ,蛹化を遅らせ,蛹サイズを減少させた。特に,Kr-h1の同時過剰発現はmiR-927過剰発現と関連する発生および成長欠損を救済し,Kr-h1がmiR-927の生物学的に関連する標的であることを示した。さらに,miR-927の発現はJHとその受容体Met/gceにより抑制され,JHシグナル伝達の正の調節ループを形成することを見出した。全体として,著者らの研究は,昆虫発生時の成長制御におけるJH/miRNA/Kr-h1調節軸の保存的役割を支持する。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *遺伝子 ,  *幼若ホルモン ,  結合部位 ,  昆虫類 ,  *ショウジョウバエ ,  蛹化 ,  成長段階 ,  脂肪体 ,  細胞情報伝達 ,  転写因子
準シソーラス用語： キイロショウジョウバエ ,  *マイクロRNA ,  3′非翻訳領域 ,  *ホモログ ,  過剰発現 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： マイクロRNA-927 ,  Kr-h1 ,  開発 ,  幼若ホルモン ,  Drosophila melanogaster

分類 (2件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  無脊椎動物ホルモン  (EB08080V)

タイトルに関連する用語 (8件)： マイクロRNA ,  ショウジョウバエ ,  発育 ,  成長 ,  幼若ホルモン ,  遺伝子 ,  ホモログ ,  標的