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J-GLOBAL ID:202002289362651771   整理番号:20A2744192

翼竜類の起源につながる空白を埋める謎めいた恐竜祖先群

Enigmatic dinosaur precursors bridge the gap to the origin of Pterosauria
著者 (23件):
資料名:
巻: 588  号: 7838  ページ: 445-449  発行年: 2020年12月17日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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翼竜類は動力飛行(羽ばたき飛行)を進化させた最初の脊椎動物で,中生代(約2億5200万~6600万年前)の陸上生態系における主要な進化的放散の1つを成していたが,その起源は19世紀以来,古生物学上の未解決の謎であり続けている。これらの飛行性爬虫類は,類縁の恐竜類を含む多種多様な爬虫類クレードに近縁と仮定されてきたが,そうしたクレードと後期三畳紀の最古の明らかな翼竜類の間には,今なお大きな形態的相違が存在する。今回我々は,最近発見された保存状態の良好な頭蓋標本,壊れやすい頭蓋の骨(顎,頭蓋頂部,脳函)のマイクロコンピューター断層撮影(マイクロCT)スキャン,確実に関連付けられた頭部より後方の要素を用いて,走行性で非飛行性の恐竜祖先の一群であるラゲルペトン類(lagerpetid)が翼竜類の姉妹群であり,両者には骨格全体にわたって無数の共有派生形質が認められることを明らかにする。この知見は,最古の翼竜類とそれらに最も近縁な分類群の間の時間的空白および形態的相違を大幅に縮小すると同時に,翼竜類が主竜類の鳥類系統に属するという証拠を補強している。翼竜類の高度な感覚能力に関連する神経解剖学的特徴は,ラゲルペトン類ですでに存在しており,これは,そうした特徴が飛行より前に進化していたことを示している。今回得られた証拠は,空を征服し脊椎動物の進化において驚くべき形態機能的新機軸をもたらした翼竜類における,ボディープランの組み立ての最初の段階を示すものである。Copyright Nature Japan KK 2020
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分類 (3件):
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進化論一般  ,  動物形態学・解剖学一般  ,  中生代 
タイトルに関連する用語 (3件):
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