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J-GLOBAL ID：202002289619744461   整理番号：20A0138225

閉込め空間は分子サイズにより自発的液体分離を可能にする ポリオレフィンキャストフィルムへのアルカンの選択的吸収【JST・京大機械翻訳】

Confined Space Enables Spontaneous Liquid Separation by Molecular Size: Selective Absorption of Alkanes into a Polyolefin Cast Film

著者 (3件)： Chiba Ayano (Department of Physics, Keio University, Japan) ,  Oshima Akio (Department of Chemistry, Kyushu University, Japan) ,  Akiyama Ryo (Department of Chemistry, Kyushu University, Japan)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 35  号： 52  ページ： 17177-17184  発行年： 2019年 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 空乏力を用いて,コロイド系における相分離現象を説明した。ここでは,空乏力が大きいコロイド粒子と小さなコロイド粒子の相分離だけでなく,液体状態における大きな分子と小分子の混合物からのより大きな分子の優先的吸収を説明できることを示した。ポリオレフィンキャストフィルムを長いおよび短い通常のアルカンの混合物に浸漬すると,より長い分子が選択的に膜に吸収された。この実験結果を枯渇力の観点から説明した。主な発見は,力によって引き起こされた分離傾向を強調するために閉じ込められた空間の使用であった。一般に,エントロピーの増加は分子を混合する駆動力として役立つ可能性がある。しかし,十分に狭い細孔が存在すると,エントロピーが増加するにつれてサイズによって大きくて小さい分子が自然に分離される。この発見は,高分子のゲル浸透クロマトグラフィーと同様に,低質量分子のサイズ排除クロマトグラフィーをもたらすであろう。空乏力の効果を実証するために,ポリオレフィンアイソタクチックポリ(4-メチル-1-ペンテン)(P4MP1)膜と通常のアルカン混合物に基づくシステムで実験し,高い分子選択性を実現した。使用したP4MP1膜は溶液から溶媒を蒸発させ,膜をキャスティングすることにより簡単に調製できる。Asakura-Oosawa理論に基づいて,自発的で高い分子選択性は,膜中に均一なサイズを持つ小さなサブナノ細孔によって提供される空乏力に起因すると結論した。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： サイズ排除クロマトグラフィー ,  相分離 ,  ポリメチルペンテン ,  駆動力 ,  エントロピー ,  *ポリオレフィン ,  浸漬 ,  *分子サイズ ,  細孔 ,  高分子 ,  *アルカン ,  コロイド ,  ゲル浸透クロマトグラフィー ,  選択吸収 ,  小分子

分類 (1件)： コロイド化学一般  (CB11010C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 閉込め ,  分子サイズ ,  液体分離 ,  アルカン ,  選択的吸収