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J-GLOBAL ID：202002289688581525   整理番号：20A0254371

門における侵略者:オーストラリアとアジアにおけるヒアリの状況

Invader at the gate: The status of red imported fire ant in Australia and Asia

著者 (3件)： Wylie Ross (Department of Agriculture and Fisheries, National Red Imported Fire Ant and Electric Ant Eradication Programs, Biosecurity Queensland, Browns Plains, Queensland, Australia) ,  Yang Chin-Cheng S. (Research Institute for Sustainable Humanosphere, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Tsuji Kazuki (Department of Subtropical Agro-Environmental Sciences, University of the Ryukyus, Okinawa, Japan)
資料名： Ecological Research (Web)  (Ecological Research (Web))
巻： 35  号： 1  ページ： 6-16  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1643A  ISSN： 1440-1703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1930年代に初めて南米から合衆国南部に足場を確保して以来,ヒアリSolenopsis invicta Burenは,今や20以上の国と地域に広がっている。オーストラリア,中国および台湾におけるS.invictaの状態を更新し,インド,日本,韓国,ミャンマー,ラオスおよびベトナムを含む,これら地域の他の国にもたらされた侵入脅威について議論する。伝播様式の分析と侵入に対する政府の応答は,いくつかの重要な教訓,すなわち,(a)S.invictaは十分に早期に検出されれば根絶することができること,(b)一部の国では害虫に対処するうえで検疫機関が準備不足で資金不足であること,(c)S.invictaが混入した可能性のある製品の流通に対する厳格な管理が,害虫の拡散を防止または遅らせるために不可欠であり,根絶努力の成功か失敗に大きな影響を与えること,(d)治療の失敗を防ぐためには組織的な機関の対応が必要であること,を明らかにしている。現在,貨物コンテナ輸送は,S.invictaが世界中を移動するための主要なメカニズムであり,国際的な協力によってのみ対処できる。中国からのコンテナ輸送を介した日本と韓国に対するヒアリの最近の伝播圧力を考えると,中国はアジアおよびそれを越えた近隣諸国への侵略の新しい橋頭堡である可能性が高い。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *アリ ,  オーストラリア連邦 ,  外来種 ,  アジア ,  *検疫 ,  *コンテナ輸送 ,  中華人民共和国 ,  衛生害虫
準シソーラス用語： *Solenopsis invicta ,  *ヒアリ ,  *侵入害虫 ,  *侵入防止

著者キーワード (5件)： アジア太平洋地域 ,  生物学的侵入 ,  根絶 ,  害虫防除 ,  Solenopsis INVICTA

分類 (2件)： 個体群生態学  (EE03030S) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 門 ,  侵略者 ,  オーストラリア ,  アジア ,  ヒアリ ,  状況