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J-GLOBAL ID:202002290495734482   整理番号:20A0593966

固形腫瘍の治療におけるフルダラビン活性化のためのTrichomonas vaginalisプリンヌクレオシドホスホリラーゼの使用【JST・京大機械翻訳】

The use of Trichomonas vaginalis purine nucleoside phosphorylase to activate fludarabine in the treatment of solid tumors
著者 (11件):
資料名:
巻: 85  号:ページ: 573-583  発行年: 2020年 
JST資料番号: W4134A  ISSN: 1432-0843  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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フルダラビンホスファート(9-β-D-アラビノフラノシル-2-F-アデニン5′-リン酸塩,F-araAMPによる処理は,大腸菌プリンヌクレオシドホスホリラーゼ(EcPNP)を発現するヒト腫瘍異種移植片の退縮と治癒をもたらす。これは,フルダラビン(F-araA)がEcPNPに対する比較的低い基質であり,天然大腸菌PNP基質,アデノシンの0.3%のみで2-フルオロアデニンを遊離するために切断されるという事実にも関わらず,生じた。本研究では,実験的癌治療の一部としてF-araAを代謝するのに適している可能性のあるより効率的な酵素を同定するために,天然に存在するPNPsのパネルを調べた。Trichomonas vaginalis PNP(TvPNP)は,プロトタイプ大腸菌酵素より25倍大きい触媒効率でF-araAを切断することを示した。TvPNP(D54/TvPNP)を安定発現するレンチウイルスで形質導入したヒトグリオーマ細胞(D54)からの細胞抽出物は,EcPNPを発現するD54細胞からの抽出物に類似した速度でF-araAを切断することが分かった。TvPNPを用いた安全性および有効性の試験として,TvPNPを発現するヒト頭部および頚部扁平上皮癌(FaDu)異種移植片をヌードマウスで検討し,治療後の部分体重減少にもかかわらず,ロバストな腫瘍退縮を示すことを示した。また,F-araAMPは,腫瘍細胞の約10%が酵素を発現するD54/TvPNP異種移植を有するマウスに対して非常に効果的な治療であり,非形質導入腫瘍細胞(高いバイスタンダー活性)を殺す顕著な能力を示した。さらに,F-araAMPは,TvPNPをコードするE1,E3欠失アデノウイルスベクターを注入したD54腫瘍に対して活性を示した。その設定において,TvPNPを用いたより高いF-araA切断活性にもかかわらず,腫瘍応答はEcPNPで得られたものと類似しており,F-Ade産生以外の因子がD54マウス異種移植モデルの回帰を制限する可能性があることを示した。著者らの結果は,TvPNPがF-araAを活性化するための好ましい酵素であり,ヒト癌を治療するためにF-araAMPと組み合わせたさらなる研究を支持することを確立する。Copyright Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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酵素の応用関連 

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