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J-GLOBAL ID：202002290715165090   整理番号：20A1248188

心不全と洞調律を有する患者における抗血栓療法の正味の臨床的利点:5臨床試験からのネットワークメタ分析【JST・京大機械翻訳】

Net clinical benefit of antithrombotic therapy in patients with heart failure and sinus rhythm: A network meta-analysis from 5 clinical trials

著者 (8件)： Zhang Chi (Department of Pharmacy, Renji Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai 200127, China) ,  Wang Na (Department of Pharmacy, The Second Affiliated Hospital of Chongqing Medical University, Chongqing 400010, China) ,  Shen Nan-Nan (Department of Pharmacy, Affiliated Hospital of Shaoxing University, Shao Xing, 312000, Zhejiang Province, China) ,  Kong Ling-Cong (Department of Cardiology, Renji Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai 200127, China) ,  He Jie (Department of Cardiology, Renji Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai 200127, China) ,  Wu Yue (Department of Pharmacy, Wuhan University, Renmin Hospital, Wuhan 430060, China) ,  Feng Da (School of pharmacy, Huazhong University of Science and Technology, Wuhan 430074, China) ,  Gu Zhi-Chun (Department of Pharmacy, Renji Hospital, School of Medicine, Shanghai Jiao Tong University, Shanghai 200127, China)
資料名： Thrombosis Research  (Thrombosis Research)
巻： 190  ページ： 122-128  発行年： 2020年 
JST資料番号： B0585B  ISSN： 0049-3848  CODEN： THBRAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 心不全(HF)は血栓塞栓イベントの発生増加と関連する。抗血栓治療は,脳卒中リスクを減少させることができたが,出血リスクを増加させることができた。抗血栓治療がHFと洞調律(SR)患者のためのルーチンの治療法であるかどうかは,未回答のままである。著者らは,HFおよびSR患者における抗血栓療法を研究するランダム化比較試験(RCT)のために,Medline,Embase,Cochraneライブラリデータベース,およびClinicalTrials.gov Webサイトを系統的に検索した。有効性と安全性の主要な結果は,それぞれ脳卒中と主要な出血と定義された。ネットワークメタ分析を実施した。結果を95%信頼区間(95%CI)で相対リスク(RR)として表し,ランダム効果モデルを用いてプールした。累積ランキング曲線(Sucra)下の表面を計算し,正味臨床利益(NCB)のトレードオフ分析を推定した。9390人の患者を含む5つの研究が含まれた。リバロキサバンをプラセボ(RR:0.67,95%CI:0.47~0.96)と比較し,ワルファリンを抗血小板(RR:0.49,95%CI:0.33~0.73)と比較したとき,HFとSRの患者に対して脳卒中の有意に減少したリスクが見られた。ワルファリン(RR:7.96,95%CI:1.06-59.88)およびリバロキサバン(RR:1.65,95%CI:1.16-2.33)はプラセボと比較して主要出血リスクの有意な増加と関連した。原発性転帰に対するそれぞれの抗血栓療法のランキングを考慮すると,ワルファリン(Sucra:78.2)は脳卒中に対して最も高い累積ランク付け確率を示し,リバロキサバン(Sucra:73.9)と抗血小板薬(Sucra:19.6)がランク付けされた。主要な出血に関して,リバロキサバン(Sucra:57.6)は,抗血小板薬(Sucra:43.5)またはワルファリン(Sucra:2.9)と比較してより安全な介入であった。すべての異なる抗血栓療法の間で,全死因死亡,MIおよびHFの入院を考慮して,差は観察されなかった。リバロキサバンは,HFおよびSR患者に対する合理的に効果的で安全な抗血栓剤と考えられた。結論:リバロキサバンは,SRを有するHF患者に対して,脳卒中および主要出血をバランスさせる最適な抗血栓療法である可能性がある。結果は,HFおよびSR患者に対する抗凝固療法の試みを支持する可能性がある。しかしながら,RCTsのさらなる特殊化設計は,ロバストな結論を引き出すために必要である。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 偽薬 ,  血小板 ,  *血栓症 ,  死 ,  出血 ,  *心不全 ,  脳卒中 ,  血小板凝集阻害薬 ,  ランダム化比較試験 ,  抗凝固療法 ,  抗凝固薬 ,  ラクトン ,  芳香族縮合化合物 ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： *洞調律 ,  *抗血栓療法 ,  抗血栓薬 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 心不全(HF) ,  洞リズム(SR) ,  経口抗血栓療法 ,  トレードオフ分析 ,  NET臨床利益(NCB) ,  ネットワークメタ分析(NMA)

分類 (2件)： 循環系疾患の薬物療法  (GJ05020M) ,  血液・体液作用薬の臨床への応用  (GW14020X)

物質索引 (2件)： リバロキサバン ,  ワルファリン

タイトルに関連する用語 (8件)： 心不全 ,  洞調律 ,  患者 ,  抗血栓療法 ,  臨床 ,  利点 ,  臨床試験 ,  ネットワークメタ分析