抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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[目的]高湿ストレス下の熱帯と温帯トウモロコシの遺伝形質の植物形態と生理レベルにおける応答の差異を検討し、トウモロコシの耐湿性生殖質の選別及び耐湿性品種の育成に理論的根拠を提供する。【方法】熱帯と温帯トウモロコシ生殖質からの10の近交系を材料とし,圃場で正常に生育したトウモロコシ近交系を対照(CK)とし,人工気候室で高湿ストレス処理を行い,ストレス処理10日後に異なる処理トウモロコシ近交系の形態指標を測定した。生理学的指標とクロロフィル蛍光パラメータを測定した。【結果】高湿度ストレスの下で,トウモロコシ近交系の草丈,葉数,全葉面積,茎直径,新鮮重,および根容積は,それぞれ,0.490.99,0.651.00,0.560.98,0.540.96,および0.540.96であった。0.580.97と0.600.96であった。クロロフィル,可溶性糖および可溶性蛋白質含有量はCKと比較して減少し,クロロフィル,可溶性糖および可溶性蛋白質含有量の耐湿性指数は,それぞれ0.95,0.90および0.95であった。近交系TY-36の最小は,それぞれ0.52,0.62および0.72であった。ペルオキシダーゼ(POD)活性,スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性,およびマロンジアルデヒド(MDA)含有量は増加傾向を示し,PODとSOD活性の耐湿性指数は,それぞれ1.67と1.73であった。MDA含有量の耐湿性指数はTY-36で最大であり,1.71であった。POD活性,SOD活性およびMDA含有量の耐湿性指数は,それぞれ1.03,1.04および1.03であった。高湿ストレス下のトウモロコシ近交系のPSII潜在活性(Fv/Fo)、PSII最大光化学量子収量(Fv/Fm)、PSII有効光化学量子収量(ΦPSII)と光化学蛍光消光係数(QP)はいずれもCKより低下した。[結論]異なる生殖質由来のトウモロコシ近交系が高湿ストレスに対して形態生理学的応答差異があり、熱帯トウモロコシ品種の耐湿性は温帯トウモロコシ生殖質より高く、熱帯生殖質において耐湿性トウモロコシ生殖質を選別し、耐湿性トウモロコシ品種を育成することができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】