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J-GLOBAL ID:202002290912998282   整理番号:20A2608018

Cpルテニウム-Bronsted酸協働触媒を用いる脱水型分子内不斉アリル化によるキラルヘテロ環化合物の合成

Asymmetric Synthesis of Chiral Heterocyclic Compounds via Intramolecular Dehydrative Allylation Catalyzed by a Cp-ruthenium-Bronsted Acid Combined Catalyst
著者 (1件):
資料名:
巻: 78  号: 10  ページ: 943-951(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: F0383A  ISSN: 0037-9980  CODEN: YGKKAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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脱水型-アルコール-アリル化触媒,CpRu-2-キノリンカルボン酸から開発した,脱水型分子内不斉アリル化のための触媒系を確立した。Cl-Naph-PyCOOHのCpRu錯体,即ちC(6)位に2-クロロナフタレン-1-イル基,およびC(5)位にメチル基を有するキラルピリジン-2-カルボン酸のCpRu錯体を,アルコールの分子内脱水型アリル化における配位子構造-反応性相関の研究により設計した。触媒はプロトン性ヒドロキシ基,アシルアミノ基,およびカルボキシル基のような求核部分を有するアリル性アルコールからのアリル位環化に対して高い反応性およびエナンチオ選択性を示し,種々の対応するキラル環状エーテル,アミンならびにラクトンを与えた。非プロトン性ピロールもC-求核試薬として利用した。さらに,不安定なヘミアセタール,ヘミアミナール,またはアミナールがin situで生成され,触媒によって対応する保護化キラル1,2-または1,3-O,O,O,N,N,O,またはN,N二官能性化合物に変換された。アリルアルコールに対する触媒活性は,二重結合がルテニウムと相互作用し,プロトンとヒドロキシ基の間に水素結合が生じる,ソフトルテニウム/ハードBroensted酸の相乗効果に基づいている。さらに,ナフタレンのクロロ基は求核部分とハロゲン結合を形成する上で重要な役割を果たす。この相互作用によって酸化的付加の遷移状態の形成が容易になり,1つの主要な触媒サイクルのみを遂行することによって高いエナンチオ選択性をもたらす。このアカウントはこれらの結果を要約し,反応機構への洞察を提供する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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脂肪族アルコール  ,  均一系触媒反応 
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