抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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将来の自動運航船がセキュリティ上の脅威にさらされても安全に運航するためのゾーン型の自動操船システムアーキテクチャを提案する.外洋船の自動運航では,サイバーセキュリティの脅威にもさらされることから,目的地までの効率的な大域航路の計画のような上位タスクよりも悪天候回避,衝突回避,座礁回避,遠隔制御の実行,機関やリソースの保護,安全な接岸,安全な停船のような安全システムを強く保護する必要がある.これらは,多数のセンサと情報系,ソフトウェアをネットワークするが,安全システムは階層的に組み立てられるべきであることから,これらの情報系もゾーニングによって分離して安全を確保する必要がある.本論文では,これらの自動運航船の機能要求・安全要求を分析し,その実現に適したゾーニングアーキテクチャを提案する.提案アーキテクチャを用いることでGPSジャミング及びGPSスプーフィングが操船システムの中核機能に及ぼす影響を軽減できるとともに,荒天回避や輻輳海域回避,避航,保針・船体揺動抑制の各機能のマルウェア感染に起因する異常動作を検知できる.(著者抄録)