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J-GLOBAL ID:202002291129620116   整理番号:20A0027597

マウスにおける老化促進性神経炎症におけるTSPOではなくカンナビノイド受容体2型のアップレギュレーション:陽電子放出断層撮影研究【JST・京大機械翻訳】

Upregulation of cannabinoid receptor type 2, but not TSPO, in senescence-accelerated neuroinflammation in mice: a positron emission tomography study
著者 (11件):
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巻: 16  号:ページ: 1-10  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ミクログリア細胞は,老化,認知症および脳卒中の間の脳ホメオスタシスの変化に反応して活性化される。2型エンドカンナビノイド受容体(CB2)およびトランスロケータ蛋白質18kD(TSPO)は,脳におけるミクログリア関連神経炎症反応の異なる側面を反映すると考えられている。CB2活性化は,Alzheimer病のような脳疾患の初期段階で主に生じる神経保護反応に関連すると考えられているが,TSPO発現の増加は神経炎症の間,炎症誘発性に起こる傾向がある。しかしながら,この情報は異なる実験条件下で異なる動物試料による研究から推論された。本研究では,免疫組織化学と共に,CB2およびTSPOトレーサーを用いた陽電子放出断層撮影(PET)を用いて老化促進マウスの脳で起こる炎症における初期ミクログリア状態を検討した。7か月齢後に神経変性を起こす5および15週齢SAMP10マウスを用いた。TSPOトレーサー(R)-[11C]PK11195とCB2トレーサ[11C]NE40の結合レベルを,CB2とTSPOの免疫組織化学と組み合わせてPETを用いて測定した。著者らの知る限り,これは動物モデルにおける認知障害の初期段階におけるCB2とTSPOのPETデータを報告する最初の研究である。[11C]NE40結合の標準取込み値比(SUVRs)は,15週齢の大脳皮質領域における(R)-[11C]PK11195結合のそれらより有意に高かった。5週齢では,[11C]NE40SUVRは(R)-[11C]PK11195SUVRより高い傾向があった。(R)-[11C]PK11195SUVRは5~15週齢マウス間で有意差はなかった。一貫して,免疫染色分析はCB2のアップレギュレーションを確認したが,TSPOでは確認しなかった。CB2トレーサー[11C]NE40および/または免疫組織化学的アプローチの使用は,神経変性の初期段階における急性神経炎症過程におけるミクログリアの役割の評価を可能にする。本結果は老化によるミクログリアバランスの摂動を意味する老化促進神経炎症に対する2種類のミクログリアの異なる応答のin vivo証拠を提供する。CB2陽性ミクログリアに対する特異的治療は老化関連神経炎症とその後の神経変性の改善を助ける可能性がある。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 
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