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J-GLOBAL ID:202002291204962408   整理番号:20A0482781

実験的くも膜下出血後の初期脳損傷におけるM1ミクログリア活性化を促進することにより神経炎症を制御するビグリカン【JST・京大機械翻訳】

Biglycan regulates neuroinflammation by promoting M1 microglial activation in early brain injury after experimental subarachnoid hemorrhage
著者 (17件):
資料名:
巻: 152  号:ページ: 368-380  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0504B  ISSN: 0022-3042  CODEN: JONRA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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神経炎症はくも膜下出血(SAH)後の早期脳損傷における種々の因子により引き起こされる。この過程の最も重要な特徴の1つはM1ミクログリア活性化である。言い換えると,TLR4/NF-κB経路はM1表現型ミクログリアの活性化に必須の役割を果たしている。小ロイシンに富むプロテオグリカンであるビグリカンは,マクロファージにおけるTLR4とTLR2の内因性リガンドとして機能する。しかしながら,脳卒中病因におけるミクログリア活性化に関連する基礎となる機構はほとんど理解されていない。ここでは,SAH後の神経炎症におけるビグリカンの役割を同定することを目的とした。本研究において,SAHは若い雄性C57BL/6Jマウスにおいて血管内穿孔により誘導された。レンチウイルスベクターを,ビグリカンをノックダウンするために脳室内に投与した。SAH後評価は,神経行動検査,免疫蛍光,ウエスタンブロット,qRT-PCR,Co-IP,フローサイトメトリー,およびELISAを含んだ。ビグリカンレベルは,in vivoでSAH後に著しく上昇した。特に注目すべきことに,ビグリカンのノックダウンは神経学的結果を有意に改善した。TLR4はin vitroで可溶性ビグリカンと結合した。加えて,ビグリカンのダウンレギュレーションは,in vivoおよびin vitroでのサイトカイン(TNF-α,IL-1βおよびIL-6)産生と同様に,リン酸化NF-κB p65(p-NF-κB)および誘導性一酸化窒素シンターゼ(iNOS)の発現を抑制した。さらに,ビグリカンがin vitroで阻害されたとき,CD16/32およびCD86,M1マーカーの発現の減少を検出した。著者らの研究は,ビグリカンが実験的SAH後のTLR4/NF-κBシグナル伝達経路を介して少なくとも部分的にM1ミクログリア活性化を促進することにより神経炎症を誘導できることを示唆する。ビグリカンの標的化は,SAHの臨床管理のための有望な戦略である可能性がある。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  神経の基礎医学 

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