抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水域の栄養塩類濃度の状態を評価する代表的なバイオアッセイとして,藻類生産の潜在能力の測定法であるAGP(Algal Growth Potential)試験がある。AGP試験では藻類増殖量によって評価されるが,藻類の光合成量の指標であるクロロフィル遅延発光(DF)の測定値が代用できる可能性がある。本研究では,AGP試験法に基づいて藻類の培養試験を実施し,バイオボリュームとDFを測定し,両者を比較することでバイオボリュームを基にしたAGP値とバイオボリュームあたりのDFの関係について検証を行った。その結果,生理活性状態の指標としてのバイオボリュームあたりのDFの値はAGP試験で得られる結果を反映しており,AGP試験に代用,試験期間を短縮できる可能性があることが示唆された。(著者抄録)