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J-GLOBAL ID：202002291234732690   整理番号：20A0896701

宮津湾におけるマナマコの資源評価と資源管理

Fishery stock assessment and management of Japanese sea cucumber Apostichopus japonicus in Miyazu Bay

著者 (3件)： 篠原義昭 (京都府農林水技セ 海洋セ) ,  澤田英樹 (京大 フィールド科学教育研究セ 舞鶴水産実験所) ,  鈴木啓太 (京大 フィールド科学教育研究セ 舞鶴水産実験所)
資料名： 京都府農林水産技術センター海洋センター研究報告
号： 42  ページ： 1-7  発行年： 2020年03月 
JST資料番号： Y0304A  ISSN： 2185-3908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宮津湾でマナマコ桁曳漁業を営む漁業者は,2015年以降,出荷量規制(1人1日あたり18kgまで)やサイズ規制(湿重量300g未満の漁獲禁止)による資源管理の取り組みを実施している。この取り組みの効果を明らかにするため,面積密度法により2017,2018および2019年の漁期終了直後に取り残された資源量,および各年の漁期における漁獲量から漁獲率を調べ,Yield Per Recruit(YPR)およびPercent Spawning Per Recruit(%SPR)解析を行った。その結果,各漁期の取り残し資源量は25.1t,28.3tおよび23.1t,漁獲率は31.8%,33.2%および41.3%と推定された。また,規制導入前に比べてYPRは1.6-2.0倍となり,より効率的な漁獲が行われていること,さらに%SPRは9.8-16.2%から46.4-54.9%に高まり,乱獲の状態から持続的な漁業に転換したことが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *マナマコ ,  水産資源 ,  *資源管理 ,  湾 ,  京都府 ,  漁獲 ,  漁獲量 ,  CPUE ,  加入量 ,  漁網
準シソーラス用語： Apostichopus japonicus ,  宮津湾 ,  漁獲規制 ,  桁網 ,  資源評価 ,  持続可能な漁業 ,  乱獲

分類 (2件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V) ,  漁労一般  (FH03010G)

引用文献 (14件)：

• 畑中宏之.1994.ナマコこぎ網の漁獲効率の推定について.水産増殖.42(2):227-230.
• 廣田将仁,町口裕二.2014.「ナマコ漁業とその管理-資源・生産・市場」.58-61.恒星社厚生閣, 東京.
• Kanno M., Suyama Y., Li Q., Kijima A. 2006. Microsatellite analysis of Japanese sea cucumber, Stichopus (Aposichopus) japonicus, supports reproductive isolation in color variants. Mar. Biotechnol., 8: 672-685.
• 松宮義晴.1984.長崎県大村湾におけるマナマコ資源の解析.長崎大学水産学部研究報告,55:1-8
• 松宮義晴.1996.水産資源管理概論(水産研究叢書 46).日本水産資源保護協会,東京,57-65.

タイトルに関連する用語 (3件)： マナマコ ,  資源評価 ,  資源管理