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J-GLOBAL ID:202002292222107486   整理番号:20A0067162

ITRAQ定量プロテオミクスによるオランザピン誘導インスリン抵抗性ラットの脂肪組織において特異的に発現される蛋白質の同定と特性化【JST・京大機械翻訳】

Identification and characterization of proteins that are differentially expressed in adipose tissue of olanzapine-induced insulin resistance rat by iTRAQ quantitative proteomics
著者 (8件):
資料名:
巻: 212  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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オランザピンは統合失調症の治療に一般的に用いられる。しかしながら,オランザピンの長期投与は,インシュリン抵抗性(IR)のような代謝副作用を引き起こし,患者のクオリティオブライフに重大な影響を及ぼす。患者コンプライアンスを増加させるためには,診断および予後マーカーの両方が緊急に必要である。オランザピン誘発IRラットにおける差次的に発現した蛋白質を同定するために,2D LC/MS/MS技術と組み合わせた相対的及び絶対的定量(iTRAQ)標識のために等圧タグを適用した。全部で3194の蛋白質をラット脂肪組織から同定し,270の差次的に発現した蛋白質を比閾値>1.5倍または<0.67倍でスクリーニングした。バイオインフォマティクス解析と文献検索に基づいて,270の蛋白質のセットから6つの候補(myh1,MYL2,Cp,FABP4,apoA-IV,およびYwhaz)を選択し,ウェスタンブロット法によってこれらの蛋白質を検証した。これらの蛋白質の発現はLC-MS/MS結果と一致した。最後に,本研究で同定された2つの新規IR関連蛋白質であるFABP4とアポA-IVの生物学的役割を3T3-L1細胞で検証した。これらのデータは,これら2つの蛋白質がIRS-1/AKTシグナル伝達経路を介してオランザピン誘導IRに作用することを示唆する。本結果はオランザピン誘導IRにおける機構を調べるための潜在的標的のデータセットを提供し,オランザピン誘導IRにおけるFABP4及びアポA-IVの新しい役割を明らかにした。本研究のプロテオーム解析により,オランザピン誘導IRと関連する標的を明らかにし,これらの標的における分子機能,生物学的過程及びシグナル伝達経路への関連洞察を提供した。蛋白質myh1,MYL2,Cp,FABP4,apoA-IV,及びYwhazは潜在的バイオマーカーであり,蛋白質FABP4及びアポA-IVはオランザピン誘導IRにおける有望な標的と考えられた。したがって,提案されたバイオマーカーの性能がさらに確認されるならば,これらの蛋白質はオランザピン誘導IRの機構を探究するための強力な標的を提供することができる。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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蛋白質・ペプチド一般  ,  生物学的機能 
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