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J-GLOBAL ID：202002294580852635   整理番号：20A1567940

有機反強磁性体κ-(BEDT-TTF)₂Cu[N(CN)₂]Clにおけるスピン軌道相互作用の多極子記述

Multipole Description of Emergent Spin-Orbit Interaction in Organic Antiferromagnet κ-(BEDT-TTF)₂Cu[N(CN)₂]Cl

著者 (6件)： HAYAMI Satoru (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  YANAGI Yuki (Tohoku Univ., Miyagi, JPN) ,  NAKA Makoto (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  SEO Hitoshi (RIKEN, Saitama, JPN) ,  MOTOME Yukitoshi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KUSUNOSE Hiroaki (Meiji Univ., Kawasaki, JPN)
資料名： JPS Conference Proceedings (Web)  (JPS Conference Proceedings (Web))
巻： 30  ページ： ROMBUNNO.011149 (WEB ONLY)  発行年： 2020年03月19日 
JST資料番号： U1201A  ISSN： 2435-3892  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ・有機コリニアκ-Cl型反強磁性体κ-(BEDT-TTF)₂Cu[N(CN)₂]Clに見られるスピン分裂バンド構造の起源を微視的多極子記述の観点から調査。
・クラスター及び強結合モデルに多極子を導入することで,有効なスピン軌道相互作用が電子の異方性運動によって生じることを解明。
・このタイプのスピン分裂は,スピン流の発生や磁力効果に利用されるため,原子のスピン軌道結合がなくても,物質のスピン軌道結合物理学の別のルートを提供。

シソーラス用語： *有機磁性体 ,  *反強磁性体 ,  銅錯体 ,  *スピン-軌道相互作用 ,  塩化物 ,  シアン化物 ,  スペクトル線分裂 ,  バンド構造 ,  強結合 ,  クラスタ模型 ,  スピン流 ,  オレフィン化合物 ,  硫黄複素環化合物
準シソーラス用語： スピン分裂 ,  クラスターモデル

分類 (1件)： 有機化合物の磁性  (BM06070A)

物質索引 (1件)： BEDT-TTF

タイトルに関連する用語 (7件)： 反強磁性体 ,  BEDT-TTF ,  Cn ,  Cl ,  スピン軌道相互作用 ,  多極子 ,  記述