抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】子宮内膜腺癌におけるプロテインホスファターゼ2A(CIP2A)の発現と臨床的意義を調査する。【方法】2011年1月から2014年3月まで,子宮内膜腺癌(EAC)患者50例と外来掻爬術を受けた40例の正常増殖期子宮内膜(NE)組織標本を外科的に切除した。EACとNEにおけるCIP2AmR-NAと蛋白質レベルをRT-PCRとウェスタンブロット法によって測定し,CIP2Aの陽性発現を免疫組織化学によって検出した。CIP2AのEACとNEにおける発現差異と子宮内膜腺癌の臨床病理特徴との関係を分析した。Kaplan-Meier法を用い、患者の予後生存に対するCIP2Aの異なる発現レベルの影響を分析し、COXにより予後の独立危険因子を分析した。結果:免疫組織化学染色により、CIP2Aは子宮内膜様腺癌において高発現を示し、陽性着色は細胞質と細胞核に定位し、EAC組織中のCIP2A陽性発現率はNE組織より明らかに高かった(P<0.01)。RT-PCRとウエスタンブロットは,EACにおけるCIP2AmRNAと蛋白質発現がNE組織のものより高いことを示した(P<0.01)。CIP2A発現は,EACの組織学的悪性度,FIGO病期,子宮頸管浸潤,p53発現,およびKi-67増殖指数と相関していた(P<0.05)。Kaplan-Meier法生存分析はEAC患者の5年無病生存率が92.0%、総生存率が88.0%であることを示した。CIP2A発現、組織学分類、FI-GO分期、筋層浸潤深度、付属器転移、脈管内癌栓及びKi-67増殖指数は患者の予後不良と相関した(P<0.05)。多変量解析は,組織学的悪性度,FIGO病期,および脈管内癌塞栓が,子宮内膜腺癌患者の予後の独立危険因子であることを示した(P<0.05)。結論:CIP2Aは子宮内膜様腺癌において高い発現を示し、患者の総生存率の低下と相関し、患者の予後に影響する独立危険因子ではない。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】