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J-GLOBAL ID:202002296275447122   整理番号:20A0508344

地中海北西部における小型浮魚類2種の産卵場の変化

Changes in the spawning habitat of two small pelagic fish in the Northwestern Mediterranean
著者 (3件):
資料名:
巻: 29  号:ページ: 202-214  発行年: 2020年03月 
JST資料番号: W1562A  ISSN: 1054-6006  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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1980年代,2000年代,および2010年代に実施された魚類プランクトン調査のデータに基づいて,地中海北西部における夏産卵型の2種,アンチョビー(Engraulis encrasicolus)とRound sardinella(Sardinella aurita)の卵と仔魚の豊度に及ぼす3種類の海面の海洋学的変数(温度,塩分,およびクロロフィルa)の影響を調べた。これらの環境データから,クロロフィルa(一次生産の指標)の減少と連動して,時間経過とともに海水温度と塩分の増加を示した。環境条件におけるこれらの長期的傾向の変化は,アンチョビーの産卵場の縮小に加えて,本種の卵と仔魚の豊度において観察された大きな減少も説明できるものであった。同時に,21世紀のこの20年間における研究地域の沿岸域でのRound sardinellaの出現確率が,1980年代の実質的ゼロから1付近の確率へと増加している。30年間の研究にわたる環境変数で観察された傾向は,気候変動の結果として,21世紀も続くと予想されるので,アンチョビーの産卵場は減少し続けるが,Round sardinellaの産卵場は拡大することが予想される。アンチョビーが地中海北西部の漁業において高い商業的重要性を有し,一方,Round sardinellaは非常に低い商業的価値であることを考慮すると,今回の研究結果はこの地域における小型浮魚類の漁業の生き残りが脅かされる可能性を示している。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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魚類  ,  漁場・漁況  ,  個体群生態学  ,  気候学,気候変動 
タイトルに関連する用語 (3件):
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