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J-GLOBAL ID：202002297706141527   整理番号：20A2139724

1700MPa級超高力ボルトの力学性能に及ぼすボルト形状寸法の影響

INFLUENCE OF BOLT SHAPE AND DIMENSIONS ON MECHANICAL PROPERTY OF 1700 MPA-CLASS ULTRA-HIGH STRENGTH BOLT

著者 (7件)： 木村勇次 (物質・材料研究機構 構造材料研究拠点) ,  増田浩志 (宇都宮大 地域デザイン科学) ,  山口隆司 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  長崎英二 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  森山仁志 (熊本大 大学院先端科学研究部) ,  森山仁志 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  津崎兼彰 (九大 大学院工学研究院)
資料名： 鋼構造論文集  (Steel Construction Engineering)
巻： 27  号： 107  ページ： 41-50  発行年： 2020年09月25日 
JST資料番号： L5269A  ISSN： 1880-9928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1700MPa級超高力ボルトは,Fe-0.5%C-2%Si-1%Cr-1%Mo(重量%)の化学組成を有するプロトタイプ鋼の冷間成形後の焼入れとテンパリングプロセスにより製造される。引張変形能を高めるために,ボルト形状と寸法を最適化した。開発したボルトは,ねじ谷底部への応力集中を低減するために開発されたくびれ軸部とねじ部形状を有している。その形状および寸法により,くびれ軸部が先行して降伏し,また,塑性的に変形し,高いボルト伸びをもたらす。また,ナットの仕様を,1700MPa級軸先行降伏型ボルトに対して選定した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 低合金鋼 ,  *高力ボルト ,  遅れ破壊 ,  応力集中 ,  歪 ,  塑性変形 ,  *引張強さ ,  モリブデン含有合金 ,  恒温焼入 ,  焼戻 ,  軸 ,  ねじ ,  形態 ,  ナット ,  降伏 ,  プロトタイプ ,  *高強度鋼 ,  超高強度鋼 ,  *機械的性質 ,  *強度 ,  行為

分類 (2件)： ファスナ類,締付,し緩,継手  (QB01090V) ,  金属構造  (RA04050W)

引用文献 (17件)：

• [1] 宇野暢芳,久保田学,永田匡宏,樽井敏三,蟹澤秀雄,山﨑真吾,東清三郎,宮川敏夫 : 超高力ボルトSHTB^®, 新日鉄技法, No.387, pp.85-93, 2007
• [2] 高力ボルト接合技術の現状と課題,JSSCテクニカルレポート,日本鋼構造協会,No.96, 2013.3
• [3] 木村勇次,秋山英二,津﨑兼彰:超高力ボルトの創製と機械的性質,鋼構造論文集,Vol.14,No.54, pp.121-127, 2007.6
• [4] 山口隆司,増田浩志,木村勇次:超鉄鋼高力ボルトを用いた摩擦接合パイロット試験,鋼構造論文集,Vol.15,No.59, pp.99-107, 2008.9
• [5] 木村勇次,井上忠信,中田隆之,福田又一:1.8 GPa級超高強度フェールセーフボルトの耐遅れ破壊特性,日本機械学会論文集,Vol.84,No.860, p.17-00493, 2018.4

タイトルに関連する用語 (4件)： 高力ボルト ,  力学性能 ,  ボルト ,  形状寸法