抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的白内障超音波乳化術と回転非対称屈折型多焦点人工水晶体(multifocalintraocularlens,MIOL)移植術後の患者の遠、中、近視力の影響因子を分析する。方法:前向き研究を用い、2018年8月から2019年8月までの間に、当病院で白内障超音波乳化術と回転非対称屈折型MIOL(SBL-3)移植術を受けた患者35例44眼を収容し、術後3カ月間フォローアップした。術前と術後3ケ月の患者の裸眼遠視力(uncor-recteddistancevisualacuity,UDVA)を観察。最善矯正遠視力(correcteddistancevisualacuity,CDVA)及び患者の術後3ケ月時のデフォーカス曲線、小数視力はすべてlogMAR視力表示に転換した。術前及び術後明室及び暗室下瞳孔直径(pupildiameter,PD)及びkappa角,日夜瞳孔中心変位及び術後眼内収差を記録した。上記因子と患者の術後のUDVA、CDVA及びデフォーカス曲線中の各屈折光度に対応する視力をSpearman相関分析を行う。【結果】術後3か月で,UDVAとCDVALogMARの平均視力は,それぞれ0.10(0.000.20)と0.00(0.000.20)であり,術前より著しく高かった(すべてP<0.05)。垂直コメットと垂直クローバーは,術前よりも有意に大きかった(すべてP<0.05)。Spearman相関分析では,眼内レベルの三葉草差が-0.5Dおよび-1.0Dデフォーカスレベルに対応するlogMAR視力相関係数はそれぞれ-0.377,-0.369(すべてP<0.05)であり,眼内垂直三葉草差と-2であった。5Dデフォーカスレベルに対するlogMAR視力の相関係数は-0.347(P<0.05)であり,眼内総高次収差は-0.5-3.5Dデフォーカス範囲における対応するlog-MAR視力と負に相関していた(すべてP<0.05)。眼内球面収差はUDVA、-0.5-2.0Dデフォーカスレベルに対応するlogMAR視力と正の相関を呈した(すべてP<0.05)。また、術後の明室kappa角は-0.5Dデフォーカスレベルに対応する視力と正の相関を示した(r=0.315、P<0.05)。結論SBL-3MIOLは、その設計特徴により、眼内を移植した後、特定の高次収差を導入し、三葉草差とコマ差を含む。そのうち、三葉草差の増加は全過程視力に対して正の相関があり、垂直コマはSBL-3MIOL移植術後の遠視力にある程度影響した。Kappa角の過大はSBL-3MIOL術後の近視力に影響するかもしれない。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】