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J-GLOBAL ID:202002298196260785   整理番号:20A0294890

癌における多剤耐性を克服するためのROSおよびGSH応答性S-ニトロソグルタチオン官能化高分子ナノ粒子【JST・京大機械翻訳】

ROS and GSH-responsive S-nitrosoglutathione functionalized polymeric nanoparticles to overcome multidrug resistance in cancer
著者 (10件):
資料名:
巻: 103  ページ: 259-271  発行年: 2020年 
JST資料番号: W3136A  ISSN: 1742-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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癌細胞の多剤耐性は,化学療法効率のための主要な障害の1つである。一酸化窒素(NO)は,低い副作用で多剤耐性(MDR)を克服する可能性を高めた。ここでは,両親媒性ブロック共重合体に化学的に共役したS-ニトロソグルタチオン(GSNO)のようなNOプロドラッグのデリバリーのための活性酸素種(ROS)とグルタチオン(GSH)応答性ナノ粒子を報告する。GSNO機能化ナノ粒子は,高いNO負荷容量,良好な安定性,および特異的GSH活性化NO放出速度による持続的NO放出を示した。このようなGSNO機能化ナノ粒子はROS誘発様式でドキソルビシン(DOX)を送達し,DOXの細胞内蓄積を増加させた。しかしながら,正常な健康な細胞では,ROSの生理学的濃度を示し,これらのナノ粒子は良好な生体適合性を示した。本研究は,これらの多機能性ナノ粒子が,化学療法感受性を増加させることにより,化学耐性癌細胞を選択的に殺すために,NOとDOXの効果的な共同デリバリープラットフォームとして役立つことを示した。本研究では,ドキソルビシン(DOX)を送達するために,一酸化窒素ドナー(S-ニトロソグルタチオン,GSNO)官能化両親媒性共重合体(PEG-PPS-GSNO)を構築した。開発したPEG-PPS-GSNO@DOXナノ粒子は高いNO容量を示し,ROSはDOX放出を誘発し,GSHはNO放出を誘発した。従って,NOはHepG2/ADR細胞における化学抵抗性を逆転させ,DOXの細胞内蓄積を増加させた。さらに,これらのPEG-PPS-GSNO@DOXナノ粒子は,ROSの上昇により,健康な細胞に対する生体適合性および癌細胞に対する毒性を示した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物薬剤学(基礎)  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  医用素材 

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