特許
J-GLOBAL ID:202003001750699111
エミッタおよび点滴灌漑用チューブ
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人鷲田国際特許事務所
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-128966
公開番号(公開出願番号):特開2018-000052
特許番号:特許第6719297号
出願日: 2016年06月29日
公開日(公表日): 2018年01月11日
請求項(抜粋):
【請求項1】 エミッタ本体と、前記エミッタ本体の第1面側に配置された可撓性を有するフィルムと、前記フィルムを前記エミッタ本体に対して位置決めするためのカバーと、から構成され、灌漑用液体を流通させるチューブの内壁面であり、かつ前記チューブの内外を連通する吐出口に対応する位置に接合され、前記チューブ内の前記灌漑用液体を前記吐出口から定量的に前記チューブ外に吐出するためのエミッタであって、
前記カバーに形成された第1取水用貫通孔と、前記フィルムに形成された第2取水用貫通孔とを含み、前記灌漑用液体を取り入れるための取水部と、
前記第1面と表裏関係にあり、前記吐出口に面する前記エミッタ本体の第2面に配置され、前記灌漑用液体を吐出するための吐出部と、
前記取水部および前記吐出部を繋ぎ、前記灌漑用液体を流通させる第1流路と、
前記取水部および前記吐出部を繋ぎ、前記灌漑用液体を流通させる第2流路と、
前記第1面に開口した流量減少用凹部および前記流量減少用凹部の開口部を塞いだ前記フィルムを含み、前記第1流路に配置され、前記チューブ内の前記灌漑用液体の圧力に応じて、前記フィルムが変形することにより前記吐出口への前記灌漑用液体の流量を減少させる流量減少部と、
前記第1面に開口した流路開閉用凹部および前記流路開閉用凹部の開口部を塞いだ前記フィルムを含み、前記第2流路に配置され、前記チューブ内の前記灌漑用液体の圧力に応じて、前記フィルムが変形することにより前記第2流路を開放および閉塞する流路開閉部と、
前記流量減少部より上流の前記第1流路に配置され、前記取水部から取り入れられた前記灌漑用液体の圧力を減圧させて、前記流量減少部に導く減圧流路と、
前記流路開閉部より上流の前記第2流路に配置され、前記取水部から取り入れられた前記灌漑用液体の圧力を、前記減圧流路を流れた前記灌漑用液体の圧力より高い圧力を維持した状態で、前記流路開閉部に導くバイパス流路と、
を有し、
前記チューブを流れる前記灌漑用液体の圧力が第1圧力未満の場合、前記第1取水用貫通孔の開口部は、前記フィルムにより塞がれており、
前記チューブを流れる前記灌漑用液体の圧力が第1圧力以上の場合、前記フィルムが変形することにより、前記灌漑用液体は、前記第1取水用貫通孔と、前記フィルムと前記カバーとの間の隙間と、前記第2取水用貫通孔とを介して前記エミッタ本体内に取り入れられ、
前記チューブを流れる前記灌漑用液体の圧力が前記第1圧力以上、かつ前記第1圧力を超える第2圧力未満の場合、前記取水部から取り入れられた前記灌漑用液体は、前記減圧流路および前記バイパス流路を通って、前記吐出部に導かれ、
前記チューブを流れる前記灌漑用液体の圧力が前記第2圧力以上である場合、前記流路開閉部により前記第2流路が閉塞され、前記取水部から取り入れられた前記灌漑用液体は、前記減圧流路を通って前記吐出部に導かれる、
エミッタ。
IPC (1件):
FI (2件):
A01G 25/02 601 K
, A01G 25/02 602 A
引用特許:
前のページに戻る