特許
J-GLOBAL ID:202003002739872517

主軸装置の熱変位制御方法、及び熱変位が制御された主軸装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 村上 智司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-074610
公開番号(公開出願番号):特開2020-171986
出願日: 2019年04月10日
公開日(公表日): 2020年10月22日
要約:
【課題】主軸先端の熱変位を任意の値となるように制御する方法、及び制御された主軸装置を提供する。【解決手段】主軸装置1は、主軸3、ハウジング2、ハウジング2内で主軸3を支持する軸受11,14を備える。主軸装置1は、主軸3の線膨張係数α1、引張弾性率E1及び断面積A1、ハウジング2の線膨張係数α2、引張弾性率E2及び断面積A2、運転開始から平衡状態に至るまでの主軸3の温度変化ΔT1及びハウジング2の温度変化ΔT2、ベアリング11,14間の距離L、ベアリング11から主軸3の先端までの距離Ls、ハウジング2の先端までの距離Lhの中から選択される一以上について、その値が、以下の算出式により算出される主軸3先端の熱変位量Dが所定の値となるように設定される。D=α1LsΔT1-α2LhΔT2+(LE1E2A1A2(α1ΔT1-α2ΔT2))/(2E1E2A1A2+kL(E1A1+E2A2))【選択図】図2
請求項(抜粋):
主軸、該主軸が収容されるハウジング、及び前記ハウジング内に所定間隔で設けられて、前記主軸を回転自在に支持する一対の軸受を備えた主軸装置の熱変位量を、予め定めた変位量となるように制御する方法であって、 前記主軸の線膨張係数α1、前記主軸の引張弾性率E1、前記主軸の断面積A1、前記主軸の運転開始から平衡状態に至るまでの温度変化ΔT1、前記ハウジングの線膨張係数α2、前記ハウジングの引張弾性率E2、前記ハウジングの断面積A2、前記ハウジングの運転開始から平衡状態に至るまでの温度変化ΔT2、一対のベアリング間の距離L、先端側のベアリングから主軸先端までの距離Ls、並びに先端側のベアリングからハウジング先端までの距離Lhの中から選択される一以上について、その値を、以下の算出式により算出される主軸先端の熱変位量Dが予め定めた値となるように設定したことを特徴とする主軸装置の熱変位制御方法。 D=α1LsΔT1-α2LhΔT2+(LE1E2A1A2(α1ΔT1-α2ΔT2))/(2E1E2A1A2+kL(E1A1+E2A2)) 但し、kは前記ベアリングについて設定されるバネ定数である。
IPC (1件):
B23B 19/02
FI (1件):
B23B19/02 B
Fターム (4件):
3C045FD03 ,  3C045FD12 ,  3C045FD20 ,  3C045FD23

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