特許
J-GLOBAL ID:202003003096035163

駆動力伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人YKI国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-114463
公開番号(公開出願番号):特開2019-218962
出願日: 2018年06月15日
公開日(公表日): 2019年12月26日
要約:
【課題】弾性体のトルク変動の振幅制御と周期制御とを両立し得る、駆動力伝達装置を提供する。【解決手段】蓄エネ解放点算出部32は、弾性体12に対するトルク変動の目標振幅Atgtと、入力シャフト22の回転速度dθs/dtと、振動子10の係合時速度から、蓄エネ解放点P8を求める。候補作成部36は、放エネ過程の時間と蓄エネ過程の時間とを用いて、弾性体12の捩れ角θsp及び振動子10の回転角度dθp/dtに基づき、求められた蓄エネ解放点P8を有し弾性体12のトルク変動を目標振幅Atgtとするための、蓄エネ過程の時間と放エネ過程の時間との組み合わせを複数通りに亘って求める。候補抽出部38は、求められた蓄エネ過程の時間と放エネ過程の時間との複数の組み合わせの中から、目標周期Ttgtを満たす、蓄エネ過程の時間及び放エネ過程の時間の組み合わせを抽出する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
回転駆動源に接続された入力シャフトと、 前記入力シャフトに一端が連結された弾性体と、 前記弾性体の他端に連結された質量体であって、前記弾性体を介して前記入力シャフトの周廻りに往復運動可能な振動子と、 前記振動子と他部材とを係合させる係合部材と、 前記係合部材の係合及び解放を制御する制御部と、 を備える駆動力伝達装置であって、 前記制御部は、 前記弾性体に対するトルク変動の目標振幅と、前記入力シャフトの回転速度と、前記係合部材による係合タイミングを定める前記振動子の速度である所定の係合時速度から、前記係合部材による係合によって前記入力シャフトと前記振動子との周方向の位相差を変化させることで前記弾性体の弾性エネルギを増加させて、前記弾性体のトルク変動の振幅を増加させる蓄エネ過程の終点である蓄エネ解放点を求める蓄エネ解放点算出部と、 前記係合部材による係合によって前記入力シャフトと前記振動子との位相差を変化させることで前記弾性体の弾性エネルギを減少させて、前記弾性体のトルク変動の振幅を減少させる放エネ過程の時間と、前記蓄エネ過程の時間とを用いて、前記弾性体の捩れ角及び前記振動子の前記入力シャフトに対する相対速度に基づき、求められた前記蓄エネ解放点を有し前記弾性体のトルク変動の実振幅を前記目標振幅とするための、前記蓄エネ過程の時間と前記放エネ過程の時間との組み合わせを複数通りに亘って求める候補作成部と、 前記求められた前記蓄エネ過程の時間と前記放エネ過程の時間との複数の組み合わせの中から、前記弾性体に対するトルク変動の目標周期を満たす、前記蓄エネ過程の時間及び前記放エネ過程の時間の組み合わせを抽出する候補抽出部と、 を備える、駆動力伝達装置。
IPC (2件):
F16H 33/02 ,  F16F 15/31
FI (3件):
F16H33/02 B ,  F16F15/31 C ,  F16F15/31 G

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