特許
J-GLOBAL ID:202003004436222369

尿素製造方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 宮崎 昭夫 ,  緒方 雅昭
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-208109
公開番号(公開出願番号):特開2020-075867
出願日: 2018年11月05日
公開日(公表日): 2020年05月21日
要約:
【課題】精製工程及び/又は濃縮工程で低圧スチームを消費した際に生じる低圧スチームコンデンセートから、比較的利用価値の高いスチームコンデンセートおよびスチームを得る。【解決手段】合成工程と、高圧分解工程と、凝縮工程と、凝縮工程で発生した低圧スチームの一部を加熱源に用いて高圧分解工程の後の尿素合成液を加熱して、尿素濃度を高めた尿素合成液と低圧スチームコンデンセートを得る精製工程と、前記低圧スチームの別の一部を加熱源に用いて精製工程の後の尿素合成液を加熱して、尿素濃度をさらに高めた尿素合成液と低圧スチームコンデンセートを得る濃縮工程と、精製工程及び/又は濃縮工程で得た低圧スチームコンデンセートの少なくとも一部を減圧して、低低圧スチームコンデンセートと低低圧スチームを発生させる工程とを含む、尿素製造方法。【選択図】図2
請求項(抜粋):
アンモニアと二酸化炭素から尿素を合成し、尿素合成液を生成する合成工程と、 前記合成工程で生成した尿素合成液を加熱することによって、アンモニウムカーバメイトを分解し、かつアンモニアと二酸化炭素を含む混合ガスを前記尿素合成液から分離する高圧分解工程と、 前記高圧分解工程で得られる前記混合ガスの少なくとも一部を吸収媒体に吸収させて凝縮させ、この凝縮の際に生じる熱を用いて低圧スチームを発生させる凝縮工程と、 前記高圧分解工程で処理された後の尿素合成液を、前記高圧分解工程の圧力より低く且つ大気圧より高い圧力において加熱して、気相と液相を生じさせ、この気相を分離することによって、尿素濃度が高められた尿素合成液を得るとともに低圧スチームコンデンセートを生じさせる工程であって、前記高圧分解工程で処理された後の尿素合成液を加熱するための加熱源として、前記凝縮工程で発生させた前記低圧スチームの一部を用いる、精製工程と、 前記精製工程で処理された後の尿素合成液を、前記精製工程の圧力より低く且つ大気圧もしくは大気圧より低い圧力において加熱して、気相と液相を生じさせ、この気相を分離することによって、尿素濃度がさらに高められた尿素合成液を得るとともに低圧スチームコンデンセートを生じさせる工程であって、前記精製工程で処理された後の尿素合成液を加熱するための加熱源として、前記凝縮工程で発生させた前記低圧スチームの別の一部を用いる、濃縮工程と、 前記精製工程および前記濃縮工程のうちの一方もしくは両方から得られた低圧スチームコンデンセートの少なくとも一部を、大気圧より高い圧力に減圧することによって、低低圧スチームコンデンセートと低低圧スチームを発生させる低低圧流体発生工程と を含む、尿素製造方法。
IPC (4件):
C07C 273/16 ,  B01D 53/14 ,  C07C 273/04 ,  C07C 275/00
FI (4件):
C07C273/16 ,  B01D53/14 200 ,  C07C273/04 ,  C07C275/00
Fターム (14件):
4D020AA03 ,  4D020AA10 ,  4D020BA16 ,  4D020BA23 ,  4D020BB03 ,  4H006AA02 ,  4H006AA04 ,  4H006AC57 ,  4H006AD11 ,  4H006AD30 ,  4H006BC11 ,  4H006BD84 ,  4H006BE14 ,  4H006BE41

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