特許
J-GLOBAL ID:202003006070262403

改質ゴム製造方法、改質ゴムならびに防弾性および耐穿孔性タイヤ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 栗林 三男 ,  新田 修博 ,  栗林 和輝 ,  三浦 淳史
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-556637
公開番号(公開出願番号):特表2020-516754
出願日: 2018年07月20日
公開日(公表日): 2020年06月11日
要約:
改質ゴムの製造方法は、短繊維を紫外線で刺激することによって反応基を高性能短繊維に導入し、短繊維とゴムマトリックスとの相溶性を高めるためにカップリング剤によって短繊維を改質する。ラウリル硫酸ナトリウムの電荷反発力を利用してゴムマトリックス中の短繊維の凝集を効果的に回避し、これは改質ゴムを得るための利点である。本発明はさらに、上記の方法によって調製された改質ゴム、およびその改質ゴムによって製造された防弾性および耐穿孔タイヤを提供している。ここで、緩衝層が改質ゴムで作られ、トレッド、ベルトプライおよびインナーライナーの少なくとも1つも改質ゴムによって作られている。コードプライは撚り合わせた高性能長繊維によって織られている。
請求項(抜粋):
高性能短繊維に紫外線を照射する工程と、 照射された前記高性能短繊維をエタノールに加えて攪拌し、均一に分散された繊維懸濁液を調製する工程と、 調製された前記繊維懸濁液にカップリング剤を添加する工程と、 前記繊維懸濁液のpH値を8〜9の範囲に調整し、室温で2〜4時間にわたり反応させる工程と、 前記繊維懸濁液にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを添加し、1〜2時間にわたり反応させて、反応液を調製する工程と、 前記反応液を減圧濾過して前記反応液から液体を除去し、改質繊維スラリーを調製する工程と、 前記改質繊維スラリーをカーボンブラックおよび無機充填材に添加して改質繊維スラリー混合物を調製する工程と、 可塑化された極性または非極性ゴムを密閉式ミキサーに投入し、1〜2分間にわたり加圧混合してゴムマトリックスを調製する工程と、 前記改質繊維スラリー混合物を前記ゴムマトリックスに添加し、さらに1〜2分間にわたり加圧混合させ、混合ゴム化合物を調製する工程と、 このゴム化合物をオープンミルから押し出して改質ゴムを調製する工程と、 を含むことを特徴とする改質ゴムの製造方法。
IPC (7件):
C08L 21/00 ,  C08K 9/00 ,  C08K 7/02 ,  C08K 9/06 ,  C08K 3/013 ,  C08K 3/04 ,  B60C 1/00
FI (7件):
C08L21/00 ,  C08K9/00 ,  C08K7/02 ,  C08K9/06 ,  C08K3/013 ,  C08K3/04 ,  B60C1/00 Z
Fターム (37件):
3D131AA02 ,  3D131AA08 ,  3D131AA15 ,  3D131AA20 ,  3D131AA33 ,  3D131AA35 ,  3D131AA44 ,  3D131AA51 ,  3D131BB16 ,  3D131BC05 ,  3D131BC13 ,  3D131BC25 ,  3D131BC42 ,  3D131BC55 ,  3D131DA01 ,  3D131DA12 ,  3D131LA28 ,  4J002AC011 ,  4J002AC031 ,  4J002AC061 ,  4J002AC081 ,  4J002AC091 ,  4J002AC121 ,  4J002AC141 ,  4J002CH072 ,  4J002CL062 ,  4J002DA036 ,  4J002EV258 ,  4J002EX037 ,  4J002EX067 ,  4J002EX077 ,  4J002FB062 ,  4J002FB096 ,  4J002FD016 ,  4J002FD207 ,  4J002FD208 ,  4J002GN01
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る