特許
J-GLOBAL ID:202003006459237005

組み換え単純ヘルペスウイルス及びその使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 曾我 道治 ,  梶並 順 ,  大宅 一宏 ,  佐藤 さおり
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-570605
公開番号(公開出願番号):特表2020-511160
出願日: 2018年02月28日
公開日(公表日): 2020年04月16日
要約:
本発明はウイルス学及び腫瘍治療法の分野に関する。特に、本発明は、本発明の組み換え単純ヘルペスウイルスが腫瘍細胞に対して高い致死性を有するのみならず、副作用(特に神経毒性)が著しく減少されるように、腫瘍細胞において高レベルで特異的に複製し、腫瘍細胞を効果的に殺傷することができるが、正常細胞では低レベルで複製し得る、組み換え単純ヘルペスウイルス(HSV)を提供する。さらに、本発明は、組み換え単純ヘルペスウイルスに基づいて構築されたウイルスベクター、上記組み換え単純ヘルペスウイルス又は該ウイルスベクターを含む医薬組成物、及び上記組み換え単純ヘルペスウイルス又は上記ウイルスベクターの使用に関する。本発明の組み換え単純ヘルペスウイルスを、腫瘍細胞に感染させて腫瘍細胞を殺傷するために使用することができ、また遺伝子治療のための腫瘍細胞への遺伝子薬物の送達に対して使用され得る。
請求項(抜粋):
組み換えHSVウイルスであって、機能性のICP0タンパク質及びICP34.5タンパク質を発現しないが、機能性UL43タンパク質、機能性UL41タンパク質(すなわち、vhsタンパク質)、機能性UL48タンパク質(すなわち、VMW65タンパク質)又はそれらの任意の組み合わせを発現することができ、 好ましくは、前記組み換えHSVウイルスが、組み換えHSV-1ウイルス、組み換えHSV-2ウイルス又はHSV-1/HSV-2キメラウイルスであり、 好ましくは、前記組み換えHSVウイルスがHSV-1株KOSに由来する、 組み換えHSVウイルス。
IPC (6件):
C12N 15/869 ,  C12N 7/01 ,  C12N 5/10 ,  A61K 35/763 ,  A61P 43/00 ,  A61P 35/00
FI (6件):
C12N15/869 Z ,  C12N7/01 ,  C12N5/10 ,  A61K35/763 ,  A61P43/00 105 ,  A61P35/00
Fターム (15件):
4B065AA95X ,  4B065AC20 ,  4B065BA02 ,  4B065BA05 ,  4B065BB25 ,  4B065BC03 ,  4B065BC07 ,  4C087AA01 ,  4C087AA02 ,  4C087BC83 ,  4C087CA12 ,  4C087NA05 ,  4C087NA06 ,  4C087ZB21 ,  4C087ZB26
引用文献:
審査官引用 (6件)
  • Designing Herpes Viruses as Oncolytics
  • Cytokine gene transfer enhances herpes oncolytic therapy in murine squamous cell carcinoma
  • A novel oHSV-1 targeting telomerase reverse transcriptase-positive cancer cells via tumor-specific p
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