特許
J-GLOBAL ID:202003006860939632

磁気光学トラップ方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 山川 茂樹 ,  小池 勇三 ,  山川 政樹 ,  本山 泰
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2020-030247
公開番号(公開出願番号):特開2020-141401
出願日: 2020年02月26日
公開日(公表日): 2020年09月03日
要約:
【課題】狭線幅磁気光学トラップのトラップ力と原子の密度を向上させ、原子の冷却・トラップに要する時間を短縮する。【解決手段】磁気光学トラップ装置は、トラップ対象の原子205を封入するための真空容器409と、真空容器409の内部に磁場を印加するアンチヘルムホルツコイル410と、レーザ光を生成するレーザ装置400と、生成されたレーザ光を複数の方向から照射する照射装置411とを備える。レーザ光は、基底状態J=0から励起状態J’=1の遷移のうち、原子205が基底状態の全角運動量量子数Fから励起状態の全角運動量量子数F’=F+1に遷移するときの第1の共鳴周波数から離調した第1のレーザ光と、原子205が基底状態の全角運動量量子数Fから励起状態の全角運動量量子数F’=F-1に遷移するときの第2の共鳴周波数から離調した第2のレーザ光とを含む。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
真空容器内に封入された3/2以上の核スピンを有する原子にアンチヘルムホルツコイルによって磁場を印加するステップと、 前記原子の微細構造に関する基底状態の全角運動量量子数J=0から微細構造に関する励起状態の全角運動量量子数J’=1の遷移のうち、前記原子が超微細構造に関する基底状態の全角運動量量子数Fから超微細構造に関する励起状態の全角運動量量子数F’=F+1に遷移するときの第1の共鳴周波数から離調した第1のレーザ光と、前記原子が超微細構造に関する基底状態の全角運動量量子数Fから超微細構造に関する励起状態の全角運動量量子数F’=F-1に遷移するときの第2の共鳴周波数から離調した第2のレーザ光とを含むレーザ光を生成するステップと、 前記第1のレーザ光および前記第2のレーザ光を含む前記レーザ光を前記真空容器内の前記原子に向けて少なくとも一対の互いに反対の二方向を含む複数の方向から照射するステップと を備える磁気光学トラップ方法。
IPC (2件):
H03L 7/26 ,  H01S 1/06
FI (2件):
H03L7/26 ,  H01S1/06
Fターム (5件):
5J106BB05 ,  5J106CC07 ,  5J106GG02 ,  5J106KK05 ,  5J106LL10

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