特許
J-GLOBAL ID:202003010538394547

着座起立補助機能を有する椅子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 竹中 俊夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-196253
公開番号(公開出願番号):特開2020-062231
出願日: 2018年10月17日
公開日(公表日): 2020年04月23日
要約:
【課題】複雑な機構を要することなく着座・起立を安全に行え、着座に際して座面に深く腰掛けることができ、使用者が着座後に介護者の介助なしに椅子を移動可能とし、自力で安全に移動できる椅子を提供する。【解決手段】椅子1は、座面台座支持アーム120と付勢バネ130と座面ロック機構150を有し、座面台座支持アーム120の回動中心124が椅子1の座面の前端より前方にある座面跳ね上げ機構100と、手摺り200と、左右の底面連結板310の前後方向の重心付近の側面においてコロ320を押し下げるコロ押し下げレバー330とコロ320を作動状態でロックするロック機構340F、Bを有し、コロ押し下げレバー330の回動中心332の近傍にコロ320が付設され、使用者が着座後にペダル336を踏んで左右のコロ320を作動状態でロックさせ、足腰の動きで椅子1の前後移動や方向転換を行うことができる移動機構300を備える。【選択図】図1
請求項(抜粋):
椅子への着座と着座状態からの起立を補助する機能を有する椅子であって、 前記椅子の座面の前後方向が略水平となる着座状態と前記座面の後端が跳ね上げられた起立状態との間で回動可能なように座面台座の左右両側を個別に支持する座面台座支持アームと、前記座面台座の後端側を跳ね上げる方向に付勢する座面台座跳ね上げ付勢部材と、座面が着座状態にあるときに前記座面台座支持アームの回動をロックする座面ロック機構とを有し、前記座面台座支持アームの回動中心が前記椅子の座面の前端より前方にあって、着座・起立の際に座面の傾斜を急角度とすることなく使用者の臀部を高い位置までサポートすることができるように構成された、座面跳ね上げ機構と、 前記椅子の座面の左右両側において使用者の手をサポートする手摺りであって、着座・起立時に使用者が上体を前傾したときに使用者の手をサポートすることができる着座起立サポート部を着座時の使用者の膝より前方に備える、手摺りと、 前記椅子の左右の前脚の下端と後脚の下端を連結する底面連結板を左右に有し、前記左右の底面連結板のそれぞれについて前記底面連結板の前後方向の重心付近の側面において前後方向に回転可能なコロを上下方向に揺動可能に備えるものであって、前記コロが上方にあって前記底面連結板によって位置が固定されるコロ非作動状態から前記コロが下方にあって前記底面連結板を持ち上げて前記コロによって前後方向に移動可能となるコロ作動状態に前記コロを押し下げるコロ押し下げレバーと、前記コロが前記コロ作動状態になったときに前記コロ押し下げレバーをロックするコロ押し下げロック機構とを有し、前記コロ押し下げレバーは、前記底面連結板の側面において前後方向の鉛直面内を回動可能に支持され、前記コロ押し下げレバーの回動中心の近傍に前記コロが付設され、前記コロ押し下げレバーの操作部は着座中の使用者が操作可能であって、前記コロ押し下げレバーの回動中心から前記操作部までの距離が前記コロ押し下げレバーの回動中心から前記コロの付設位置までの距離の10倍以上に設定され、梃子の原理によって使用者が着座後に前記操作部を操作して左右のコロを前記コロ作動状態にロックさせ、使用者自身の足で椅子の前後移動や方向転換を行うことができるように構成された、移動機構と、 を備えたことを特徴とする、着座起立補助機能を有する椅子。
IPC (3件):
A61G 5/14 ,  A61G 5/02 ,  A47C 7/56
FI (3件):
A61G5/14 701 ,  A61G5/02 701 ,  A47C7/56

前のページに戻る