特許
J-GLOBAL ID:202003010918372805
癌識別方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松本 征二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2020-136366
公開番号(公開出願番号):特開2020-201272
出願日: 2020年08月12日
公開日(公表日): 2020年12月17日
要約:
【課題】患者への負担が少なく、がんの種類に応じた試薬が不要で、且つ1回の検査でがんの種類を特定できる装置及び方法を提供する。【解決手段】サンプル中に含まれているエクソソームが通過する貫通孔を形成した基板、前記基板の一方の面側の少なくとも貫通孔を含む面とで電解液を充填する第1チャンバーを形成する第1チャンバー部材、前記基板の他方の面側の少なくとも貫通孔を含む面とで電解液を充填する第2チャンバーを形成する第2チャンバー部材、前記第1チャンバーに形成された第1電極、前記第2チャンバーに形成された第2電極、エクソソームが、前記貫通孔を通過する時のイオン電流を測定するための電流計、及び、前記電流計で測定したイオン電流からエクソソームの形状分布を解析する解析部、を少なくとも含み、前記貫通孔の長さが測定すべきエクソソームより短い、エクソソームの形状分布の解析装置。【選択図】図1
請求項(抜粋):
第1チャンバー部材内に形成され、電解液および前記電解液に懸濁したエクソソームが流通可能な第1チャンバーと、
第2チャンバー部材内に形成され、前記電解液が流通可能な第2チャンバーと、
前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとの間を接続する貫通孔と、
前記第1チャンバー内で前記電解液と接する第1電極と、
前記第2チャンバー内で前記電解液と接する第2電極を有する微粒子分析装置を用いる癌識別方法であって、
第1の種類の癌由来であることが既知である第1エクソソームを含む前記電解液を前記第1チャンバーに導入し、
前記電解液を前記第2チャンバーに導入し、
前記第1電極および前記第2電極の間にバイアス電圧を印加し、
前記第1エクソソームが前記貫通孔を通過する際に前記第1電極および前記第2電極の間に生じる電流の第1イオン電流変化を計測し、
前記第1イオン電流変化より前記第1エクソソームの第1形状分布を推定する、
第1推定工程と、
第2の種類の癌由来であることが既知である第2エクソソームを含む前記電解液を前記第1チャンバーに導入し、
前記電解液を前記第2チャンバーに導入し、
前記第1電極および前記第2電極の間に前記バイアス電圧を印加し、
前記第2エクソソームが前記貫通孔を通過する際に前記第1電極および前記第2電極の間に生じる電流の第2イオン電流変化を計測し、
前記第2イオン電流変化より前記第2エクソソームの第2形状分布を推定する、
第2推定工程と、
未知癌が生成した第3エクソソームを含む前記電解液を前記第1チャンバーに導入し、
前記第1電極および前記第2電極の間に前記バイアス電圧を印加し、
前記第3エクソソームが前記貫通孔を通過する際に前記第1電極および前記第2電極の間に生じる電流の第3イオン電流変化を計測し、
前記第3イオン電流変化より前記第3エクソソームの第3形状分布を推定する、
第3推定工程と、
前記第3形状分布と前記第1形状分布、前記第3形状分布と前記第2形状分布を各々比較することによって、
前記未知癌が前記第1の種類の癌か、前記第2の種類の癌のどちらか、或いは、
第1および第2の種類の癌以外の癌である、
と識別する識別工程と、
を含むことを特徴とする癌識別方法。
IPC (5件):
G01N 27/00
, G01N 33/48
, G01N 33/483
, G01N 15/12
, C12Q 1/04
FI (5件):
G01N27/00 Z
, G01N33/48 M
, G01N33/483 E
, G01N15/12 F
, C12Q1/04
Fターム (22件):
2G045AA26
, 2G045DA78
, 2G045FA34
, 2G045GC20
, 2G060AA05
, 2G060AA15
, 2G060AD06
, 2G060AG03
, 2G060AG11
, 2G060HC10
, 2G060KA09
, 4B063QA01
, 4B063QA18
, 4B063QA19
, 4B063QQ02
, 4B063QQ08
, 4B063QQ42
, 4B063QQ52
, 4B063QS28
, 4B063QS39
, 4B063QX05
, 4B063QX10
引用特許:
引用文献:
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