特許
J-GLOBAL ID:202003012446672578
細胞培養基材、がん細胞集合体及び該基材を用いたその製造方法、並びに該がん細胞集合体を用いた薬剤のスクリーニング方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人IPアシスト特許事務所
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2018014119
公開番号(公開出願番号):WO2018-182044
出願日: 2018年04月02日
公開日(公表日): 2018年10月04日
要約:
【課題】 本発明は、形態学的極性や組織運動極性といったがん組織としての本来の生物学的特性を有するがん細胞集団を、インビトロで作製することを目的とする。【解決手段】 本発明は、基板と生体適合性ポリマー層とを有する細胞培養基材であって、生体適合性ポリマー層で覆われていない所定の形状の所定の表面構造を持つ複数の粗面部分を所定の間隔で基材表面上に有する前記細胞培養基材に関する。本発明によると、所定の構造を有する細胞培養基材上でがん細胞を培養するという、とても簡便な操作により、生体内で観察されるものと同様の形態学的極性及び組織運動極性を有するがん細胞集合体を生きた状態で得ることができ、これにより従来不可能であったインビトロでの微小腫瘍のライブイメージングが可能となる。また、このがん細胞集合体は、生体内に生じるがんの発生、増殖、浸潤、転移、再発の一連の流れを再現していると考えられるため、がん研究におけるリサーチツールとして、又は抗がん剤のスクリーニングのために利用することができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
基板と生体適合性ポリマー層とを有する細胞培養基材であって、
該基材は、生体適合性ポリマー層で覆われていない複数の粗面部分を基材表面上に有し、
ここで
粗面部分の形状は、径が20μm〜100μmのスポットであるか、又は幅が3μm〜30μmのグルーブであり、粗面部分の形状がグルーブの場合、粗面部分はその端部において他の粗面部分と連結されていてもよく、
2つの隣接する粗面部分間の距離は少なくとも10μm以上であり、
粗面部分はその表面に高さ20nm〜200nmの凹凸構造を持つ、前記細胞培養基材。
IPC (6件):
C12M 1/00
, C12N 5/09
, C12Q 1/02
, G01N 33/50
, G01N 33/15
, G01N 33/574
FI (6件):
C12M1/00 A
, C12N5/09
, C12Q1/02
, G01N33/50 Z
, G01N33/15 Z
, G01N33/574 D
Fターム (20件):
2G045AA24
, 2G045AA26
, 2G045AA40
, 2G045CB02
, 4B029AA03
, 4B029AA21
, 4B029BB11
, 4B029CC08
, 4B029FA15
, 4B029GB09
, 4B063QA18
, 4B063QQ20
, 4B063QR77
, 4B063QS40
, 4B063QX01
, 4B065AA90X
, 4B065AC20
, 4B065BC31
, 4B065BC41
, 4B065CA60
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