特許
J-GLOBAL ID:202003014463909231

淡水化及び温度差発電システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平井 安雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-161843
公開番号(公開出願番号):特開2020-033957
出願日: 2018年08月30日
公開日(公表日): 2020年03月05日
要約:
【課題】 温度差のエネルギーの有効利用を実現し、システム全体の性能を高められる淡水化及び温度差発電システムを提供する。【解決手段】 作動流体を相変化させて発電用の動力を得る蒸気動力サイクル部を複数設け、一の蒸気動力サイクル部10の蒸発器11が、海水淡水化装置60の蒸発手段で温海水を蒸発させた蒸気を高温流体として供給され、且つ、他の蒸気動力サイクル部20における蒸発器21が、前記蒸発手段で蒸発しなかった残留海水を高温流体として供給され、各々作動流体を蒸発させることから、一の蒸気動力サイクル部10がハイブリッドサイクルをなす一方、他の蒸気動力サイクル部20がクローズドサイクルをなすこととなり、他の蒸気動力サイクル部20で、高温流体側の熱損失を抑えて有効利用可能な熱を確保できることに加え、脱酸素状態の残留海水を用いることで、蒸発器21に生物汚れが生じにくい状態が得られる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
液相の作動流体を所定の高温流体と熱交換させて作動流体を蒸発させ、得られた気相の作動流体の保有する熱エネルギーを動力に変換する一方、前記熱エネルギーを動力に変換した後の気相作動流体を所定の低温流体と熱交換させて凝縮させ、作動流体を液相に戻して再び前記高温流体と熱交換させる過程を繰返し行う複数の蒸気動力サイクル部と、 当該蒸気動力サイクル部で熱エネルギーから変換された動力を利用して発電を行う発電装置と、 海水の少なくとも一部を蒸発させる一又は複数の蒸発手段、及び、当該蒸発手段で蒸発させた水分を凝縮させる一又は複数の凝縮手段を少なくとも有し、凝縮手段での凝縮で塩分を含まない水を得る海水淡水化装置とを備え、 当該海水淡水化装置の蒸発手段が、海洋表層の温海水を当該海水の飽和蒸気圧より低い圧力に減圧された所定の減圧空間に導入して蒸発させるフラッシュ蒸発を行わせるものとされ、 前記蒸気動力サイクル部のうち、一の蒸気動力サイクル部が、前記海水淡水化装置の蒸発手段で蒸発した蒸気を前記高温流体として供給されて、前記蒸気が凝縮する際の凝縮熱で前記作動流体を蒸発させる、前記海水淡水化装置の凝縮手段を兼ねる蒸発器、及び、海洋深層の冷海水を前記低温流体として供給されて、気相作動流体を凝縮させる凝縮器を有してなり、 前記蒸気動力サイクル部のうち、他の蒸気動力サイクル部が、前記海水淡水化装置における蒸発手段の減圧空間に導入されても蒸発しなかった残留海水の少なくとも一部を、前記高温流体として供給されて、前記作動流体を蒸発させる蒸発器、及び、海洋深層の冷海水を前記低温流体として供給されて、気相作動流体を凝縮させる凝縮器を有してなることを 特徴とする淡水化及び温度差発電システム。
IPC (6件):
F03G 7/05 ,  C02F 1/06 ,  B01D 1/00 ,  B01D 5/00 ,  C02F 1/04 ,  F01K 25/10
FI (8件):
F03G7/05 501 ,  C02F1/06 ,  B01D1/00 Z ,  B01D5/00 D ,  C02F1/04 A ,  F03G7/05 511 ,  F01K25/10 C ,  F01K25/10 R
Fターム (19件):
3G081BA09 ,  3G081BC16 ,  3G081BD10 ,  4D034AA01 ,  4D034BA03 ,  4D034CA13 ,  4D076AA22 ,  4D076BA23 ,  4D076BA37 ,  4D076BC05 ,  4D076BC23 ,  4D076BC25 ,  4D076EA14X ,  4D076FA02 ,  4D076FA03 ,  4D076FA11 ,  4D076FA34 ,  4D076HA02 ,  4D076JA03

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