特許
J-GLOBAL ID:202003018097166722

微生物識別装置および微生物識別方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 福島 祥人 ,  中川 雅博 ,  坂根 剛 ,  澤村 英幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-188213
公開番号(公開出願番号):特開2020-054299
出願日: 2018年10月03日
公開日(公表日): 2020年04月09日
要約:
【課題】血清型または株の識別の精度が低下することを防止することが可能な微生物識別装置および微生物識別方法を提供する。【解決手段】質量電荷比について複数の理論値を有する1以上のマーカタンパクが、血清型または株ごとにいずれの理論値で検出されるかを示す理論情報が理論情報取得部Bにより取得される。1以上のマーカタンパクのうち、同一の血清型または株についての特定の理論値におけるピークの検出強度が他の理論値におけるピークの検出強度よりも大きいマーカタンパクが特定部Cにより特定される。識別対象の微生物を含む試料のマススペクトルにおけるピークリストがピークリスト取得部Dにより取得される。ピークリストにおいて、特定されたマーカタンパクについては、強度がより大きいピークのみが検出されたと判定部Eにより判定される。理論情報、ピークリストおよび判定の結果に基づいて微生物の血清型または株が識別部Fにより識別される。【選択図】図5
請求項(抜粋):
種および属が既知でかつ血清型または株が未知である微生物の血清型または株を識別する微生物識別装置であって、 質量電荷比について複数の理論値を有する1以上のマーカタンパクが、血清型または株ごとにいずれの理論値で検出されるかを示す理論情報を取得する理論情報取得部と、 前記1以上のマーカタンパクのうち、同一の血清型または株についての特定の理論値におけるピークの検出強度が他の理論値におけるピークの検出強度よりも大きいマーカタンパクを特定する特定部と、 識別対象の微生物を含む試料のマススペクトルにおけるピークの質量電荷比とピークの検出強度との対応関係を示すピークリストを取得するピークリスト取得部と、 前記ピークリストにおいて、前記特定されたマーカタンパクについては、強度がより大きいピークのみが検出されたと判定する判定部と、 前記理論情報、前記ピークリストおよび前記判定部による判定の結果に基づいて前記識別対象の微生物の血清型または株を識別する識別部とを備える、微生物識別装置。
IPC (3件):
C12M 1/34 ,  G01N 27/62 ,  C12Q 1/06
FI (3件):
C12M1/34 B ,  G01N27/62 V ,  C12Q1/06
Fターム (13件):
2G041DA04 ,  2G041FA10 ,  2G041FA12 ,  2G041GA01 ,  2G041LA06 ,  2G041LA07 ,  4B029AA07 ,  4B029BB02 ,  4B029FA03 ,  4B063QA01 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ06 ,  4B063QX04
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 微生物の識別方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2014-057809   出願人:株式会社島津製作所, 学校法人名城大学, 公益財団法人科学技術交流財団
  • 細胞識別装置及びプログラム
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2011-229226   出願人:株式会社島津製作所, 学校法人名城大学
引用文献:
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