特許
J-GLOBAL ID:202003018526975138
弾性波装置、弾性波装置パッケージ、高周波フロントエンド回路及び通信装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人 宮▲崎▼・目次特許事務所
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2018008912
公開番号(公開出願番号):WO2018-164209
出願日: 2018年03月08日
公開日(公表日): 2018年09月13日
要約:
圧電体を伝搬する第1の高次モードの応答を抑制することができる、弾性波装置を提供する。 シリコンで構成される支持基板2上に、酸化ケイ素膜3、圧電体4及びIDT電極5とが積層されている弾性波装置1。IDT電極5の電極指ピッチで定まる波長をλとしたときに、支持基板2の厚みが、3λ以上である。圧電体4を伝搬する第1の高次モードの音速が、下記の式(2)から導出されるxの解V1,V2,V3のうちのV1により規定される、支持基板内を伝搬するバルク波の音速VSi=(V1)1/2と同じか、VSiよりも高速とされている。 Ax3+Bx2+Cx+D=0 ...式(2)
請求項(抜粋):
シリコンで構成される支持基板と、
前記支持基板上に設けられた酸化ケイ素膜と、
前記酸化ケイ素膜上に設けられた圧電体と、
前記圧電体の一方主面上に設けられたIDT電極と、
を備え、
前記IDT電極の電極指ピッチで定まる波長をλとしたときに、前記支持基板の厚みが3λ以上であり、
前記圧電体を伝搬する第1の高次モードの音速が、前記支持基板内を伝搬するバルク波の音速である下記の式(1)の音速VSiと同じか、または、前記音速VSiよりも高速とされている、弾性波装置。
VSi=(V1)1/2(m/秒) ...式(1)
式(1)における前記V1は、下記の式(2)の解である。
Ax3+Bx2+Cx+D=0 ...式(2)
式(2)において、A、B、C及びDは、それぞれ、下記の式(2A)〜(2D)で表される値である。
A=-ρ3 ...式(2A)
B=ρ2(L11+L22+L33) ...式(2B)
C=ρ(L212+L232+L312-L11・L33-L22・L33-L11・L22) ...式(2C)
D=2・L21・L23・L31+L11・L22・L33-L312・L22-L11・L232-L212・L33 ...式(2D)
ただし、式(2A)、式(2B)、式(2C)または式(2D)において、ρ=2.331(g/cm3)である。また、L11、L22、L33、L21、L31及びL23は、下記の式(3A)〜(3F)で表される値である。
L11=c11・a12+c44・a22+c44・a32 ...式(3A)
L22=c44・a12+c11・a22+c44・a32 ...式(3B)
L33=c44・a12+c44・a22+c11・a32 ...式(3C)
L21=(c12+c44)・a2・a1 ...式(3D)
L31=(c12+c44)・a1・a3 ...式(3E)
L23=(c44+c12)・a3・a2 ...式(3F)
ただし、式(3A)〜(3F)において、c11、c12、c44は、それぞれ、c11=1.674E+11(N/m2)、c12=6.523E+10(N/m2)、c44=7.957E+10(N/m2)である。また、a1、a2及びa3は、下記の式(4A)〜(4C)で表される値である。
a1=cos(φ)・cos(ψ)-sin(φ)・cos(θ)・sin(ψ) ...式(4A)
a2=sin(φ)・cos(ψ)+cos(φ)・cos(θ)・sin(ψ) ...式(4B)
a3=sin(θ)・sin(ψ) ...式(4C)
なお、式(4A)〜(4C)におけるφ,θ及びψは、前記支持基板の結晶方位(φ,θ,ψ)における、φ,θ,ψである。
IPC (1件):
FI (2件):
Fターム (23件):
5J097AA14
, 5J097AA21
, 5J097BB02
, 5J097BB11
, 5J097BB14
, 5J097EE08
, 5J097EE09
, 5J097FF04
, 5J097FF05
, 5J097GG03
, 5J097GG05
, 5J097GG06
, 5J097HA04
, 5J097JJ03
, 5J097JJ06
, 5J097JJ09
, 5J097KK05
, 5J097KK07
, 5J097KK09
, 5J097KK10
, 5J097LL04
, 5J097LL06
, 5J097LL08
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