特許
J-GLOBAL ID:202003019302687494

磁気粘性を利用した核反応度分布制御要素

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 市位 嘉宏
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2020-520140
公開番号(公開出願番号):特表2020-537132
出願日: 2018年10月11日
公開日(公表日): 2020年12月17日
要約:
可動型制御棒およびその関連機材に依らずに、燃料集合体内の出力レベルおよび軸方向出力分布のような当該燃料集合体の総合的な核反応度および軸方向反応度分布を制御できる静置制御棒。この装置は、燃料集合体の既存のシンブル内に配置された1つ以上の密閉されたシンブルに含まれる、中性子捕獲断面積が非常に大きい材料を含む磁気粘性流体の濃度および分布を、磁場を用いて制御する。当該磁場は、炉心内の放射線粒子の相互作用で生じる電気によって、または燃料集合体の上部ノズルに接続された電気ケーブルで供給される電気によって発生する。この電気によって、ワイヤコイルアセンブリが当該磁気粘性流体を含む管体の種々の軸方向領域を取り囲むように配置された装置を駆動する。【選択図】図4A、4B
請求項(抜粋):
原子炉圧力容器(10)に炉心(14)が収容された原子炉発電システムであって、当該炉心(14)は、 軸方向の長さを有する複数の細長い燃料棒(66)をそれぞれ具備する複数の原子燃料集合体(22)であって、当該燃料棒(66)はその間に散在する複数のシンブル管(84)によって軸方向に沿って互いに縦列離隔関係に支持される複数のグリッド(64)によって互いに離隔した整列アレイ状に保持され、当該シンブル管(84)は、当該燃料棒(66)の上方に位置する上部ノズル(62)と当該燃料棒(66)の下方に位置する下部ノズル(58)との間を延びて当該上部ノズルおよび当該下部ノズルに固着されていることを特徴とする複数の原子燃料集合体(22)と、 当該燃料集合体(22)のうちの少なくとも一部の燃料集合体の中の当該シンブル管(84)のうちの少なくとも一部の中に位置する静置制御棒であって、当該静置制御棒は中性子吸収磁気粘性流体を含む磁気粘性流体システムを収容し、当該磁気粘性流体システムは当該静置制御棒沿いの離散的な軸方向位置にある当該磁気粘性流体の密度を増減させて当該炉心(14)の軸方向および半径方向の出力分布を制御するように構成されていることを特徴とする静置制御棒と を具備することを特徴とする原子炉圧力容器(10)。
IPC (4件):
G21C 7/22 ,  G21C 7/10 ,  G21C 7/117 ,  G21C 7/00
FI (4件):
G21C7/22 ,  G21C7/10 500 ,  G21C7/117 ,  G21C7/00 200
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 原子炉の堅牢なグレイ制御棒
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2008-209292   出願人:ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー
  • 流量応答型炉停止駆動要素及び原子炉構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2003-022399   出願人:川崎重工業株式会社, 東北電力株式会社, 東京電力株式会社, 中部電力株式会社, 北陸電力株式会社, 中国電力株式会社, 九州電力株式会社, 電源開発株式会社, 日本原子力発電株式会社
  • 沸騰水型原子炉及びその核反応制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2011-185874   出願人:株式会社東芝
全件表示

前のページに戻る