特許
J-GLOBAL ID:202003020259637290

水素化ナトリウム製造システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 義孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-236037
公開番号(公開出願番号):特開2020-097501
出願日: 2018年12月18日
公開日(公表日): 2020年06月25日
要約:
【課題】アルカリ金属水酸化物から、多量の水素化ナトリウムを短時間に効率よく製造できるシステムを提供する。【解決手段】水素化ナトリウム製造システムの第1〜第3還元反応炉11a〜11cでは、流入管路14a及び第1〜第2接続管路14b,14cから供給された窒素ガスの雰囲気において、下部加熱スペース21が所定温度に加熱され、下部加熱スペース21において溶融したアルカリ金属の水酸化物の分解ベーパーが中間冷却スペース22へ上昇し、冷却プレート13によって冷却されつつ還元触媒により水素化ナトリウム(NaH)に還元され、その水素化ナトリウムが冷却プレート13に付着して堆積固化し、窒素ガスと還元スペース18において生成された水素ガスとが第1〜第2接続管路14b,14cの流出口から流出し、窒素ガス及び水素ガスが第1〜第2接続管路14b,14cの流入口から下流に位置する還元炉11b,11cに流入する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
オーステナイト系ステンレス鋼から作られ、所定容積の還元スペースを有して上流側から下流側に向かって直列に並ぶ複数の第1〜第n還元炉と、前記第1〜第n還元炉を部分的に加熱する加熱手段と、前記第1〜第n還元炉の還元スペースに収容された冷却手段と、前記加熱手段によって加熱された還元スペースを所定の温度に冷却する冷却ガスを該還元スペースに流入させる流入管路と、前記第1還元炉から第n還元炉に向かって隣接する上流側の還元炉から下流側の還元炉に前記冷却ガス及び水素ガス(H2)を流入させる第1〜第n接続管路と、前記第n還元炉から前記水素ガス(H2)を流出させる流出管路とを備え、 前記第1〜第n還元炉の還元スペースが、所定量のアルカリ金属の水酸化物と前記オーステナイト系ステンレス鋼から作られた還元触媒とが収容されるとともに前記加熱手段によって加熱される所定容積の下部加熱スペースと、前記冷却手段が配置されるとともに前記流入管路のガス流入口及び前記第1〜第n接続管路のガス流入口が位置する所定容積の中間冷却スペースと、前記第1〜第n接続管路のガス流出口及び前記流出管路のガス流出口が位置する所定容積の上部スペースとから形成され、 前記第1〜第n還元炉では、前記流入管路及び前記第1〜第n接続管路から供給された前記冷却ガスの雰囲気において、前記下部加熱スペースが前記加熱手段によって所定温度に加熱され、前記下部加熱スペースにおいて溶融した前記アルカリ金属の水酸化物の分解ベーパーが前記下部加熱スペースから前記中間冷却スペースへ上昇し、該分解ベーパーが前記冷却手段によって冷却されつつ前記還元触媒によって水素化ナトリウム(NaH)に還元され、前記還元された水素化ナトリウムが前記冷却手段に付着して堆積固化し、前記冷却ガスと前記還元スペースにおいて生成された水素ガスとが前記第1〜第n接続管路の流出口から流出し、前記冷却ガス及び前記水素ガスが前記第1〜第n接続管路の流入口から下流に位置する還元炉に流入することを特徴とする水素化ナトリウム製造システム。
IPC (3件):
C01B 6/04 ,  F27D 7/02 ,  F27D 9/00
FI (3件):
C01B6/04 ,  F27D7/02 Z ,  F27D9/00
Fターム (17件):
4G169AA02 ,  4G169BB02A ,  4G169CA08 ,  4G169CB81 ,  4G169DA05 ,  4G169EA01X ,  4G169EA03X ,  4G169EA11 ,  4G169EB18X ,  4K063AA15 ,  4K063BA01 ,  4K063CA01 ,  4K063DA05 ,  4K063DA07 ,  4K063DA13 ,  4K063DA15 ,  4K063EA05

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