特許
J-GLOBAL ID:202003020845771779

複合樹脂品用の超音波プレス式融着方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-232526
公開番号(公開出願番号):特開2020-092815
出願日: 2018年12月12日
公開日(公表日): 2020年06月18日
要約:
【課題】超音波振動により複合樹脂素材4を融着するので、複合樹脂素材4の接合部4aを短時間で効率よく確実に超音波融着して複合樹脂品4Sを製造する複合樹脂品用の超音波プレス式融着方法を提供する。【解決手段】複合樹脂素材4の所定量の送りが行われた際、駆動装置19が停止して複合樹脂素材4の送りを止め、超音波振動子ユニット8a〜8eにおける操作用エアシリンダ28を介してホーン3Bを下限位置S1に下降移動させる。超音波振動子ユニット8a〜8eの超音波発振器2を通電駆動して発する超音波振動により複合樹脂素材4を融着する。クッション性、通気性、ストレッチ効果および体圧分散効果に加えて、複合樹脂品4Sの融着線状部4fでの強度低下を抑制しながらも、複合樹脂品4Sの折目線を介する曲げ操作が容易となる。【選択図】図3
請求項(抜粋):
縦型に配置された保持板と、 前記保持板の上端部に取り付けられ、前記上端部の長手方向に一定の配列間隔で並ぶ複数の受け歯部を有する歯列部と、 前記歯列部の上方に前記長手方向に沿って配列され、前記歯列部に対向する状態で近接する下限位置と前記歯列部から上方に一定の間隔だけ離れた上限位置との間でそれぞれ上下方向に往復移動可能に設けられ、ホーンを有する複数の超音波振動子ユニットとを備えた超音波プレス式融着装置により、平坦状で横幅および縦幅を有し、複数層から成る複合樹脂素材を重ね合せたうちの一部である接合部で融着する超音波プレス式融着方法において、 前記保持板を上下方向に往復移動可能に駆動するものであって、駆動部材により前記保持板を昇降変位させて、前記歯列部が前記超音波振動子ユニットに対して接近する近接位置と前記歯列部が前記超音波振動子ユニットから離れる離間位置との間で移動させる駆動工程と、 前記超音波振動子ユニットと前記歯列部との間に配した前記複合樹脂素材を前記上限位置にて、搬送ローラの駆動により入口方向から出口方向に一定の時間間隔で間欠的に送り出す搬送工程と、 前記超音波振動子ユニットが前記歯列部に対して下方に移動した前記下限位置にて、前記保持板が前記駆動部材により前記歯列部を前記超音波振動子ユニットに対して近接する前記近接位置に上昇させ、前記複合樹脂素材を前記超音波振動子ユニットと前記歯列部との間で挟持する挟持工程と、 前記挟持工程にて、前記超音波振動子ユニットを前記複合樹脂素材の上面を押圧するとともに、前記歯列部を前記複合樹脂素材の下面に押し込む押込み工程と、 前記押込み工程にて、前記超音波振動子ユニットを通電駆動して前記ホーンから発する超音波振動により前記複合樹脂素材の前記接合部を融着して融着線状部を形成する通電融着工程と、 前記押込み工程が継続する工程時間内で前記複数の超音波振動子ユニットの前記下限位置で送風機が通電駆動されることにより生じた冷却風を導風ダクトを介して前記ホーンに吹き当てる風当て工程と、
IPC (1件):
A47C 27/12
FI (2件):
A47C27/12 F ,  A47C27/12 Z
Fターム (2件):
3B096AD04 ,  3B096BA04
引用特許:
審査官引用 (3件)

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