特許
J-GLOBAL ID:202003020989788200

開放量子系のための量子情報処理方法、古典コンピュータ、量子コンピュータ、量子情報処理プログラム、及びデータ構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人太陽国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-106159
公開番号(公開出願番号):特開2020-201566
出願日: 2019年06月06日
公開日(公表日): 2020年12月17日
要約:
【課題】開放量子系における、定常状態及び定常状態における物理量を計算する。【解決手段】古典コンピュータ110が、リンドブラディアンに応じた目的関数と、第1の量子回路の構造と、第1の量子回路のパラメータの初期値とを出力する。量子コンピュータ120が、目的関数と第1の量子回路の構造とパラメータの初期値とに応じて量子計算を実行しパラメータを生成する。古典コンピュータ110が、パラメータに応じて測定用の量子ビットの初期値を設定する。古典コンピュータ110が、測定対象の物理量と、第2の量子回路と、測定用の量子ビットの初期値とを出力する。量子コンピュータ120が、測定対象の物理量と、第2の量子回路と、測定用の量子ビットの初期値とに応じた量子計算を実行し、量子計算の測定結果を出力する。古典コンピュータ110が、測定結果に応じて、測定対象の物理量の計算結果を出力する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
古典コンピュータと量子コンピュータとを含むハイブリッドシステムが実行する量子情報処理方法であって、 前記古典コンピュータが、ハミルトニアンと、散逸演算子とに基づいて、リンドブラディアンを計算し、 前記古典コンピュータが、前記リンドブラディアンに応じた目的関数を計算し、 前記古典コンピュータが、開放量子系の定常状態を求めるための第1の量子回路の構造を決定し、 前記古典コンピュータが、前記目的関数と、前記第1の量子回路の構造と、前記第1の量子回路のパラメータの初期値とを出力し、 前記量子コンピュータが、前記古典コンピュータから出力された、前記目的関数と前記第1の量子回路の構造と前記パラメータの初期値とに応じて、VQE(Variational-Quantum-Eigensolver)を用いた量子計算を実行し、前記第1の量子回路のパラメータを生成し、前記第1の量子回路のパラメータを出力し、 前記古典コンピュータが、前記量子コンピュータから出力された前記第1の量子回路のパラメータに応じて、測定用の量子ビットの初期値を設定し、 前記古典コンピュータが、測定対象の物理量を表す情報と、定常状態における前記測定対象の物理量を測定するための第2の量子回路と、前記測定用の量子ビットの初期値とを出力し、 前記量子コンピュータが、前記古典コンピュータから出力された、前記測定対象の物理量を表す情報と、前記第2の量子回路と、前記測定用の量子ビットの初期値とに応じた量子計算を実行し、前記量子計算の測定結果を出力し、 前記古典コンピュータが、前記量子コンピュータから出力された前記測定結果に応じて、前記測定対象の物理量の計算結果を出力する、 処理を含む開放量子系のための量子情報処理方法。
IPC (1件):
G06N 10/00
FI (1件):
G06N10/00
引用文献:
審査官引用 (1件)
  • "Variational quantum simulation of general processes"

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