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J-GLOBAL ID：202102211056405429   整理番号：21A0195556

正常な聴覚と聴力損失のある人々における読書の印象を変更できる「テキスト韻律」【JST・京大機械翻訳】

“Textual Prosody” Can Change Impressions of Reading in People With Normal Hearing and Hearing Loss

著者 (3件)： Uetsuki Miki (Department of Community Studies, Aoyama Gakuin University, Kanagawa, Japan) ,  Watanabe Junji (Communication Science Laboratories, Nippon Telegraph and Telephone Corporation, Kanagawa, Japan) ,  Maruya Kazushi (Communication Science Laboratories, Nippon Telegraph and Telephone Corporation, Kanagawa, Japan)
資料名： Frontiers in Psychology (Web)  (Frontiers in Psychology (Web))
巻： 11  ページ： 548619  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7096A  ISSN： 1664-1078  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近,スクロールテキストのような動的テキスト提示が広く用いられている。テキストは,通常動的テキスト提示において一定のタイミングと速度においてしばしば提示される。しかしながら,動的テキスト提示は,韻律のようなタイミング情報を示す視覚的に提示されたテキストを可能にし,テキストは読書の印象に影響を及ぼす可能性がある。本論文では,テキストを逐次的に表現し,速度,継続時間,タイミングを変えて,ディジタルテキストの時間的特徴に焦点を当てて,この可能性を調べた。この「テキスト韻律」と呼ぶ。3種類のテキスト韻律を用いた:”記録”,”シャッフルド”および”コンスタント”。記録された韻律は,休止による読者の読出の再現であり,会話を模擬する様々な速度である。シャッフルな韻律は,記録されたタイプで速度と休止の時間コースを乱す。一定の韻律は一定の提示速度を持ち,タイミング情報を提供しない。実験1は,正常聴力の人々に対するテキスト韻律の影響を調べた。参加者はテキスト韻律により動的テキストを読み,テキストの印象を評価した。結果は,正常な聴力を有する読者が,最適速度(6文字/秒)で,テキスト韻律と一定の韻律を記録したことを示した。記録された韻律は,低い提示速度でも好ましかった。実験2は構音抑制パラダイムを用いてテキスト韻律の特徴を調べた。結果は,視覚的に提示されたにもかかわらず,いくつかのテキスト韻律が構音ループに保存されることを示した。実験3では,聴覚損失を伴う読者によるテキスト韻律の影響を調べた。結果は,記録した韻律が提示されたとき,聴力損失を有する読者が比較的低い提示速度において陽性印象を有することを示した。本研究の結果は,入力が視覚または聴覚であるかどうかにかかわらず,時間構造が処理されることを示した。さらに,これらの結果は,テキスト韻律が,音響経験に関係なく,正常な聴力を有する人々だけでなく,聴力損失を有する人々においても読むことができることを示唆する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 視覚 ,  *聴覚 ,  音響 ,  *聴力 ,  ディジタル方式 ,  継続時間 ,  ヒューマンインタフェイス
準シソーラス用語： 聴力損失 ,  *韻律 ,  構音 ,  正常聴力 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 難聴 ,  動的テキストプレゼンテーション ,  読み取り ,  ヒューマンインタフェース ,  テキスト的韻律

分類 (4件)： 応用心理学  (AE02000A) ,  自然語処理  (JE06000L) ,  情報加工一般  (AC05010A) ,  音声処理  (JE05000E)

引用文献 (55件)：

• AshbyJ. (2006). Prosody in skilled silent reading: evidence from eye movements. J. Res. Read. 29 318-333. doi: 10.1111/j.1467-9817.2006.00311.x
• AshbyJ.CliftonC.Jr. (2005). The prosodic property of lexical stress affects eye movements during silent reading. Cognition 96 B89-B100.
• BaddeleyA. D. (1986). Working Memory. Oxford: Oxford University Press.
• BaddeleyA. D.HitchG. J. (1974). “Working memory,” in The Psychology of Learning and Motivation: Advances in Research and Theory, ed. BowerG. H. (New York, NY: Academic Press), 47-89.
• BélangerN. N.SlatteryT. J.MayberryR. I.RaynerK. (2012). Skilled deaf readers have an enhanced perceptual span in reading. Psychol. Sci. 23 816-823. doi: 10.1177/0956797611435130 22683830

タイトルに関連する用語 (5件)： 聴覚 ,  聴力損失 ,  読書 ,  印象 ,  韻律