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J-GLOBAL ID:202102211543866116   整理番号:21A0097449

FGF21はミクログリア/マクロファージの時間的および空間的動態を調節することにより虚血性脳卒中後の神経炎症を軽減する【JST・京大機械翻訳】

FGF21 alleviates neuroinflammation following ischemic stroke by modulating the temporal and spatial dynamics of microglia/macrophages
著者 (11件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1-17  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7329A  ISSN: 1742-2094  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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常在ミクログリアとマクロファージは,神経炎症と免疫反応に対する主要な寄与因子であり,虚血性脳損傷の病因に重要な役割を果たす。炎症反応の制御は,脳卒中に対する有望な治療アプローチと考えられている。組換えヒト線維芽細胞成長因子21(rhFGF21)はミクログリアとマクロファージを調節することにより抗炎症特性を示す。しかし,局所脳虚血におけるrhFGF21の炎症性調節の知識は不足している。このため,rhFGF21がミクログリアとマクロファージを標的化することにより,実験的卒中で虚血結果を改善するかを検討した。C57BL/6マウスは中大脳動脈閉塞(MCAO)を受け,再灌流後6時間で腹腔内rhFGF21または賦形剤を毎日投与する群にランダムに分けた。行動評価はMCAO後14日間モニターし,炎症性サイトカインの遺伝子発現レベルをqRT-PCRにより分析した。ミクログリア/マクロファージの表現型変異と浸潤免疫細胞の存在を,フローサイトメトリーと免疫染色によって調べた。さらに,蛍光活性化細胞ソーティング(FACS)と組み合わせた磁気細胞選別(MACS)を用いて,ミクログリアおよびマクロファージを精製して,rhFGF21投与が,炎症誘発性および抗炎症性サイトカインの分泌を調節することにより,行動試験での神経欠損を改善し,また,ミクログリア/マクロファージの表現型の一時的進化および末梢免疫細胞の浸潤を伴う,脳卒中後の末梢免疫細胞の蓄積を,M1表現型に対するミクログリア/マクロファージの分極を減弱した。さらに,rhFGF21処理は,核因子-κB(NF-κB)の抑制およびペルオキシソーム増殖因子活性化受容体-γ(PPAR-γ)のアップレギュレーションにより,FGF受容体1(FGFR1)に対するその作用を介してミクログリアのM1分極および炎症誘発性サイトカイン発現を阻害した。rhFGF21処理は,NF-κBおよびPPAR-γシグナリング経路を介し,ミクログリア/マクロファージが仲介する神経炎症の調節により,実験的卒中における機能的回復を促進し,卒中治療に対する可能性のある抗炎症剤になる。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 
引用文献 (59件):

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