文献

J-GLOBAL ID：202102211816996512   整理番号：21A0600896

植生遷移に関する倉内論文について

著者 (1件)： 後藤稔治
資料名： 岐阜県植物研究会誌  (Bulletin of the Gifu Botanical Society)
巻： 35  ページ： 53-57  発行年： 2020年12月 
JST資料番号： L2796A  ISSN： 0911-422X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・植生遷移に関する倉内論文は,愛知県の沖積平野でのクロマツ林→タブノキ林→スダジイ林への遷移を主張,これに対する広木(2020)の批判,愛知県での検証結果等を紹介。
・広木氏は,クロマツ林→タブノキ林の遷移は証明されているが,タブノキ林→スダジイ林への遷移は証明されていないと主張。
・伊豆半島では噴火等の後に先駆種のオオバヤシャブン林が成立し,タブノキ林を経てスダジイ林が成立,一方,愛知県でのタブノキ林→スダジイ林への遷移は普遍的でないと判明。

シソーラス用語： *植生 ,  *森林 ,  クロマツ ,  クスノキ科 ,  シイノキ属 ,  *生態遷移 ,  愛知県
準シソーラス用語： *森林植生 ,  タブノキ ,  スダジイ ,  *植生遷移

分類 (2件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (22件)：

• 広木詔三. 2020. 森林の系統生態学. 367pp. 名古屋大学出版会. 名古屋.
• 広木詔三・市野和夫. 1991. 果実の形態から見たスダジイとツブラジイの分布. 植物地理・分類研究39:79-86.
• Hiroki, S. and Ichino, K. 1993. Difference of invasion behavior between two climax species, Castanopsis cuspidate var. sieboldii and Machilus thumbergii, on lava flow on Miyakejima, Japan. Ecological Research 8: 167-172.
• 飯泉茂・菊池多賀夫. 1980. 植物群落とその生活. 201pp. 東海大学出版会. 東京.
• 上條隆志. 2017. 八丈島. In 福嶋司(編), 図説日本の植生第2版. pp.136-137.朝倉書店. 東京.

タイトルに関連する用語 (2件)： 植生遷移 ,  論文