抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:胃癌患者の臨床診断、治療効果予測、予後判断における血清PD-L1検査の応用を検討し、臨床試験に一定の参考根拠を提供する。【方法】2010年1月から2016年1月まで,胃癌患者102人を研究対象として選択し,胃癌患者のPD-L1レベルを測定した。胃癌患者を,PD-L1高レベル群(PD-L1>50.3ng/mL,n=70)とPD-L1低レベル群(PD-L1≦50.3ng/mL,n=32)に分け,Kaplan-Meier法生存分析を行った。血清PD-L1レベルの影響因子を,多因子分析によって分析した。胃癌患者の予後因子を単一因子と多変量Cox回帰モデルによって分析し,胃癌細胞の浸潤と移動能力に及ぼすPD-L1の影響を分析した。結果:胃癌患者のPD-L1低水準群の3年期生存率(81.3%)は、PD-L1高レベル群(48.6%),より有意に大きかった(P<0.05)。単変量解析は,組織学的悪性度,浸潤深さ,リンパ節転移,および血清PD-L1レベルが,胃癌患者の予後に影響を及ぼす因子であることを示した。多変量解析は,組織学的悪性度,リンパ節転移,および血清PD-L1レベルが,胃癌患者の予後の独立影響因子であることを示した。PD-L1トランスフェクション群の細胞移動性と細胞浸潤数は陰性対照群と未トランスフェクション群より明らかに高く(P<0.05)、PD-L1トランスフェクション群のALKとPI3Kタンパク発現は陰性対照群と未トランスフェクション群より明らかに高かった(P<0.05)。結論:胃癌手術後の患者の血清PD-L1レベルは患者の予後に著しく影響し、その可能な機序はPI3K/ALKシグナル経路を通じて胃癌細胞の浸潤と移動能力に影響し、さらに研究する価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】