抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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機械学習技術により音声認識の認識精度が向上し,スマートスピーカや音声アシスタントをはじめとした音声認識システムの需要が高まっている。一方で,音声認識システムはセキュリティ面で脆弱であることが懸念されている。特に,機械学習技術の脆弱性であるAdversarial Exampleにより,音声認識システムに誤認識を引き起こさせるAudio Adversarial Exampleが問題視されている。本稿では,Audio Adversarial Exampleによる音声認識システムへの攻撃への防御方法として,音声加工を用いた防御方法を提案する。提案手法は入力音声に正常音声の認識に影響のない微小な加工をすることで誤認識を防ぐことを目指す。本稿では,周波数加工と速度加工の2つの加工方法を用いて検証を行った。評価の結果,提案手法によって正常音声の認識率への影響を抑えつつ,攻撃音声の攻撃成功率を0%にできることを明らかにした。(著者抄録)