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J-GLOBAL ID：202102214558086250   整理番号：21A0133203

用途に適した濡れ性評価方法の選択とその発現機構 II報-液滴除去性用途(空気中)と水中で機能を発現する用途-

Selection of Wettability Evaluation Method Suitable for Application and Its Expression Mechanism: Part II-Droplet Removal Applications (in air) and Applications in Water-

著者 (1件)： 森田正道 (ダイキン工業)
資料名： 塗装工学  (Journal of Japan Coating Technology Association)
巻： 55  号： 12  ページ： 472-487  発行年： 2020年12月30日 
JST資料番号： S0871A  ISSN： 0285-3787  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 表面が平滑であっても,水を高速で転落させる超滑水高分子被覆基板を開発した。また,産業の観点から有意義な滑り面を開発するための液体撥水性評価の標準化を提案した。親水性2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)または疎水性ステアリルアクリラート(StA)によるフルオロアクリレート(FA)の共重合体被覆の空気中および水中における表面自由エネルギーを測定した。FA/HEMA共重合体は,水中では撥水性,空気中では親水性を示すことが明らかになった。この特性は洗浄時の汚れ除去に有効であった。フッ素化ポリマーを用いた細胞培養皿の表面改質のために,細胞接着性の制御について検討した。その結果,細胞非接着性は37°Cの水中の接触角と相互に関連していることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *塗膜 ,  濡れ ,  被覆 ,  界面張力 ,  機能性高分子 ,  細胞培養 ,  表面改質 ,  細胞接着 ,  接触角
準シソーラス用語： 表面濡れ性 ,  *濡れ性 ,  *高分子被覆 ,  超撥水性 ,  表面自由エネルギー ,  疎水性ポリマ ,  水接触角 ,  転落角

分類 (1件)： 塗料の性質  (YJ03020Q)

物質索引 (2件)： 2-ヒドロキシエチルメタクリラート ,  ステアリルアクリラート

引用文献 (15件)：

• 浦田千尋,佐藤知哉,穂積篤:表面技術, 68, 132 (2017)
• 森田正道,細田一輝,坂倉淳史,山口央基:第28回ポリマー材料フォーラム (1PC38) 2019.11.21
• 森田正道,細田一輝,坂倉淳史,賀川みちる,井上僚,山口央基:Polymer Preprints, Japan, 69(1), 1Pd122 (2020)
• ダイキン工業, 特許出願番号2019-201076, 2019-201080
• 宮本知典:住友化学, 55(2019)

タイトルに関連する用語 (7件)： 用途 ,  濡れ性 ,  評価方法 ,  発現 ,  液滴 ,  空気中 ,  水中