文献

J-GLOBAL ID：202102215123000716   整理番号：21A0168272

砂岩における微細移動制御:表面力解析およびDLVO理論の適用【JST・京大機械翻訳】

Fine Migration Control in Sandstones: Surface Force Analysis and Application of DLVO Theory

著者 (3件)： Muneer Rizwan (School of Mining and Geosciences, Nazarbayev University, Kazakhstan) ,  Hashmet M. Rehan (School of Mining and Geosciences, Nazarbayev University, Kazakhstan) ,  Pourafshary Peyman (School of Mining and Geosciences, Nazarbayev University, Kazakhstan)
資料名： ACS Omega  (ACS Omega)
巻： 5  号： 49  ページ： 31624-31639  発行年： 2020年 
JST資料番号： W5044A  ISSN： 2470-1343  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微細移動と歪に起因する地層損傷は砂岩貯留層における良く記録された現象である。微細な移動と関連する透過性低下が様々な実験研究で観察され,この現象は微粒子と砂粒の間の表面力の解析により広く説明された。Derjaguin-Landau-Verwey-Overbeek(DLVO)理論は,微細ブライン-岩石(FBR)システムの全相互作用エネルギーを定量化することにより,多孔質媒体内の微細放出,移動および制御現象を理解し,モデル化する有用なツールである。微細移動は,主に,掘削活動中の泥侵入,完成流体の利用,酸性化処理,および二次および三次回収操作中の貯水池への水注入によって引き起こされる,引力および反発表面力の変化に起因する。pHの増加および水塩分の減少は,引力および反発力に影響し,pHの特定の値および臨界塩濃度(CSC)において,FBRシステム(V_T)の全相互作用エネルギーは負から正へシフトし,微細放出の開始を示した。システムpHの維持,CSC上の塩分の設定,注入水のイオン組成の調整,およびナノ粒子(NP)の使用は,微細移動を制御する実用的オプションである。DLVOモデリングは,システムの表面力の計算に基づく微粉と砂粒の間の全相互作用エネルギーを明らかにした。この状況において,ゼータ電位は反発力の増加または減少の重要な指標である。利用可能なデータを用いて,高および低塩分環境における砂岩貯留層のゼータ電位を計算し,実験値で検証した。表面力解析に基づいて,CSCをDLVOモデルによって予測した。それは文献からの実験値とほぼ一致した。臨界pH値もアルカリフラッディングに対して推定した。モデル結果は,NPの適用と二価イオンの存在が引力を増加させ,微細移動問題を緩和するのに役立つことを確認した。したがって,注入水化学の影響下での微細移動開始をモデル化するDLVO理論の実際的応用による現在の研究で,定量化された表面力の解析への新しい洞察を提示した。Copyright 2021 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 貯水池 ,  ブライン ,  *砂岩 ,  ζ電位 ,  塩分 ,  臨界 ,  地層 ,  斥力 ,  微粉体 ,  *DLVO理論 ,  *表面力 ,  pH【水素イオン指数】 ,  ナノ粒子
準シソーラス用語： 相互作用エネルギー ,  貯留層 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 油層工学  (UA10030G) ,  コロイド化学一般  (CB11010C) ,  採収法  (UA10040R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 砂岩 ,  移動制御 ,  力解析 ,  DLVO理論